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2010年12 月10日 (金曜日)

麻生養護学校に楽器贈ろうと昭和音楽大学の学生がチャリティー活動

101126syouwaonndaibokin01川崎市麻生区の昭和音楽大学音楽芸術運営学科アートマネジメントコース2年の石田芙弓さん、坂本渚さん、中村百合絵さんが、県立麻生養護学校に楽器を贈ろうと、募金のほか、いらなくなったCD、DVDや本を回収する「SHARING ONE LOVE PROJECT(シェアリング・ワン・ラブ・プロジェクト」と名づけたチャリティー活動を11月13日から行っている。 

写真=チャリティー活動を行う学生

101126syouwaonndaibokin 02 同学科では「音楽活動研究」という授業の一環として、特定非営利活動法人しんゆり・芸術のまちづくりと共に、新百合ヶ丘駅周辺で行われるイベント「KAWASAKIしんゆり映画祭」「しんゆり・オリーブまつり」「kirara@(きららっと)アートしんゆり」を盛り上げる企画を考え実行している。石田さんらもイルミネーションのイベント「kirara@」を担当している。

麻生養護学校は、世界的なバイオリニスト五嶋みどりさんが理事長を務める特定非営利活動法人ミュージックシェアリングの「養護学校特別プログラム」により同法人から楽器を借りて派遣講師が指導するなど、音楽教育に力を入れている。2009年からは同大器楽科の学生が週1回実技指導を行っている。
石田さんらは、実技指導をしている器楽科の学生から同校で楽器が不足していることを聞き、「kirara@」の期間中に募金活動を行うことを企画、「芸術のまちづくり」側の了解を得た。
募金やCDなどを回収するチャリティーボックスを牛乳パックを使って作ったり、ボックスを置いてくれる企業や店を集めるなど、準備を進めてきた。
101126syouwaonndaibokin 03 ボックスは麻生区役所や川崎市アートセンター、昭和音大、ファーストフード店など9カ所に置いて、イルミネーションが点灯した11月13
日から募金や回収を始めた。麻生区役所にはボックスと一緒に、趣旨に賛同した「芸術のまちづくり」の理事が提供したクリスマスツリーも置かれている(写真左上)。石田さんらは、このツリーに麻生養護学校の生徒たちに向けたメッセージを書いてつり下げる活動(写真右)も行っており、集まった募金と一緒に届けることにしている。
募金の目標は最低でも5万円で、この金額で初心者用のフルートが買える。石田さんらは、授業の合間に街頭で週1回募金活動を行うほか、週3回ボックスを回ってCDなどを回収する。
メンバーは「予想以上にたいへんですが、みなさんの善意で、プレゼントできる楽器が1台でも増えるとうれしい」と呼びかけている。
「シェアリング ラブ」の活動は12月18日まで。
最終日の18日午後5時30分から新百合ヶ丘駅南口ペデストリアンデッキ中央広場周辺で「kirara@アートしんゆり2010 クリスマスイベント~キラめく光と音楽のハーモニー~」の会場でも募金を呼びかける。
詳細はkirara@(きららっと)アートしんゆりのHP(こちら>)。

2010-12-10 in 04)教育・子ども , 07)文化・芸術, 09)市民活動, b) 川崎市のニュース, b1) 川崎市麻生区, 音楽 | Permalink

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