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2010年7 月30日 (金曜日)
川崎市アートセンターで7月31日から平和のためのロードショー : 4作品を上映
小田急線新百合ヶ丘北口の川崎市アートセンター アルテリオ・シネマが、戦争の記憶を次世代に伝え考えようと終戦後65年を迎えることしも「平和のためのロードショー」を7月31日から実施、被爆者、沖縄戦、戦災傷害者の証言のドキュメンタリー3作品と劇映画1本を上映する。
写真=ドキュメンタリー映画「おみすてになるのですか〜傷痕の民」の1シーン(川崎市アートセンター提供)
上映作品は、
○「黒い雨」(1989年、2時間3分)
日本映画学校の初代校長で新百合ヶ丘にゆかりが深い今村昌平監督が井伏鱒二の同名小説を映画化。1989年カンヌ国際映画祭 高等技術委員会賞を受賞。原爆投下後の雨にあたった人々がいる、広島の郊外に住む一家の物語。31日から8月6日の午後12時30分に上映する。31日・8月1日は、英語字幕付で上映。入場は一般800円、大学生・シニア・障がい者と付き添い・会員700円、高校生以下500円。
○「妻の貌(かお)」( 2008年、1時間54分)
家族を題材に50年以上カメラを回し続けている広島の映像作家川本昭人さんが監督・撮影・編集し、神奈川映像コンクールグランプリを受賞した作品。原爆症で死を宣告された妻の寝たきりになった義母の介護や、孫との触れあいなど日常生活を淡々と描き続けている。昨年、アルテリア・シネマの関係者の呼びかけで結成された「『妻の貌』上映委員会」が全国の劇場公開を果たし、同館で2回目の上映となる。31日から8月6日午前10時に上映する。入場は一般1,200円、大学生・シニア・障がい者と付き添い・会員1,000円、高校生以下800円。
○「ひめゆり」(2007年、2時間10分)
柴田昌平監督が13年の歳月をかけ、第二次世界大戦の末期、沖縄に動員された「ひめゆり学徒隊」で生き残ったなかの22人の証言を沖縄戦当時の現場でカメラをまわし1人1人に話しを聴いて構成した秀作。2007年文化庁映画賞記録映像部門文化記録大賞、2007キネマ旬報ベスト・テン第1位(文化映画部門)に選ばれた。8月7日〜13日午前10時に上映、7日と12日は副音声ガイド日本語字幕付きのバリアフリー上映も行う。入場は一般1,200円、大学生・シニア・障がい者と付き添い・会員1,000円、高校生以下700円。
○「おみすてになるのですか〜傷痕の民〜」(2010年、1時間48分)
空襲で火傷や手足をもがれた47万人以上と言われる身体に被害をうけた人に焦点を当てた林雅之監督の作品。いまだだに補償がされていない戦災傷害者の戦後の生き様などを証言でつづった文部科学省選定作品。8月14日〜20日午後2時50分、8月21日〜27日午後12時30分に上映。14日と21日の上映後に林監督の舞台あいさつあり。入場は一般1,700円、大学生・専門学生1,300円、シニア・障がい者と付き添い・会員1,000円、高校生以下800円。
いずれも月曜日は休映。 問い合わせは電話044(955)0107川崎市アートセンター。
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