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2010年1 月31日 (日曜日)

川崎市麻生区の麻生不動でだるま市 : 6万人の人出でにぎわう

100128daruma01 川崎市麻生区下麻生の麻生不動院で1月28日、恒例のだるま市が開かれ、約6万人(主催者発表)の人出でにぎわった。周辺の参道はだるまをはじめ、植木や食べ物など約400店の露店が並び、ピーク時にはラッシュアワー並みの混雑で、にぎやかな売り声が響いていた。

写真(上から)=だるまの販売、のぼり旗が立ち、にぎわう境内、本堂でお札を求める人々(以上、1月28日 : 角田珠子撮影)

境内でのだるまのお炊き上げ、納められただるま、読経する森住職、だるまを運ぶ子どもたち(以上、1月29日 : 山部 恵)

100128daruma04 この日は朝から厚い雲に覆われ一時通り雨もあったが、客足は耐えることなく続き、境内は午前11時過ぎにはだるまやお札を求める人で100128daruma03ぎっしり。だるまの売れ行きもまずまずで、客寄せの大きな声で活気にあふれていた。

本堂では、火伏せのお札の販売や護摩法要、御詠歌も行われ、普段静かな周辺は終日にぎわいを見せていた。

100129takiage04 境内では翌29日、役目を終えて納められただるまのお炊き上げが行われた。不動院を管理する王禅寺の森雄幸住職が午前9時過ぎにだるまにお経を上げて供養、地元の下麻生に住む人たちなどで構成するだるま販売の「王鶴(おうかく)組合」の人や近くの小学生らがだるまを次々と運び、炊きあげた。

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2010年1 月29日 (金曜日)

川崎市多摩区の西三田団地で市民団体が映画と茶話会:団体内のきずなづくりめざす

100119eiga02 川崎市多摩区西三田団地住民有志によって昨年夏に発足した「ご近所ネット“絆”(きずな)」が、1月17日・18日の両日、同団地内の集会所で初のイベントとして映画会とお茶会を催した。

写真=会の趣旨を話す「ご近所ネット”絆”のメンバー、映画上映会、お茶会(1月17日、撮影 : 高山和美)

100119eiga04 分譲から40年を経過した同団地(1108戸)は転出入者が多い。それに加え住民の多数が都内で勤務しているため、地域の人間関係が希薄になりやすい。
そうした状況を改善しようと団地在住の女性10人が集まり、団地内での地域住民の交流・ネットワークづくりを目的に同会を発足させた。
この日のプログラムは、宮沢りえ主演の映画「父と暮らせば」の鑑賞と地域住民の交流を目的にした茶話会。両日とも事前に各戸に配られたチラシを見た25~30人の地域住民が参加した。
100119eiga01_3 映画はヒロシマで被爆し、生き残ったことに罪の意識を感じながら暮らす若い女性の姿を描いた作品。上映後に会代表の加藤都世子さんが「私も戦争を体験しました。戦争はいや、平和で人々が幸せに暮らせる世の中をつくっていきたい。今後『ご近所ネット“絆”』で地域住民の出会いの場を作り、助け合いのできる地域にしていきたい。」と挨拶し、集まった多くの住民もうなずいていた。
お茶会は小グループに分かれ、菓子を食べながらなごやかな雰囲気で始まった。参加者から「趣旨に賛同して参加した。地域にこういう会がほしかった。高齢者の助け合いの組織に発展してほしい」という声が多数あがった。
同会では今後、月に1回程度「だれもが参加しやすいイベント+お茶会」を企画しており、2回目のイベントとして2月24日午後1時から、西三田団集会所で「皮膚を引っ張って美容と健康! 体験講習会」+お茶会を予定している。
 (市民記者 高山和美)

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2010年1 月27日 (水曜日)

川崎市中原区の多摩川土手で河津桜が開花

100124tamagawa04 日中あたたかな日差しが続く1月24日、川崎市中原区等々力の多摩川土手で河津桜が開花、土手を行き交う人も足を止め一足早いサクラを楽しんでいる。

写真=ツボミを膨らむ早咲きのサクラ(1月27日清水隆さん撮影)

関連記事・他の写真=かわさき花ごよみ

中原区内のサクラの名所を観察するk-press花咲案内人の清水孝さんによると、昨年はよりで約1週間早い開花で、まだ数輪だが、ほかのつぼみも数日で開花しそうなほど膨らみ、1週間後には見ごろを迎えるのではと話している。

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2010年1 月26日 (火曜日)

FC東京が大国魂神社で必勝祈願 : 沿道はサポーターでぎっしり

100123hissou02 FC東京が1月23日、大国魂神社で必勝祈願を行った。
チームはこの日が始動日。午前中に小平のグラウンドで練習を行った後、城福浩監督、選手、スタッフ一行は午後4時まえに同神社拝殿の神前で今シーズンの勝利を祈った。

写真=神官からお祓い、サポーターに見送られ拝殿に進む一行、神前に手を合わせる選手、サポーターに挨拶する城福監督

100123hissou01_2 同クラブは昨年まで別の場所で必勝祈願を行っていたが、今シーズンはじめて大国魂神社で開催。HPなどで事前に公表したため参道や拝殿前にはタオルマフラーなどのグッズや旗を持ったサポーターがぎっしりと並んだ。
100123hissou04 白い裃の上着を身につけた松林裕社長、城福浩監督、塩田仁史選手を先頭に一行は神官に導かれて随神門から中雀門を通ると、周りのサポーターは旗を振りカメラやビデオを回して歓迎、選手らは笑顔を振り向けていた。拝殿では、神官がお祓い、祝詞(のりと)を奏上、松林社長、城福監督、塩田選手が、玉串を捧げて神前に手を合わせた。
100123hissou05_2 その後、一行は拝殿前に並んで、サポーターらの写真撮影に応え、城福監督が「タイトルを一つは必ず獲る。リーグ戦のシーズン終了まで真の優勝争いして、これまで経験したことのない未知なる世界に入りたいので、皆さん力を貸してください」とあいさつした。

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川崎市麻生区の麻生不動院で1月28日にだるま市

川崎市麻生区下麻生の麻生不動院で1月28日、恒例のだるま市が開かれる。
旧暦で関東地方で最後に開かれることから「関東納めのだるま市」として親しまれており、毎年多くの人が縁起物のだるまなどを求めに訪れる。

麻生不動院は、もともと火伏せの神様としての信仰があつく、神棚や火を使う台所に張るお守りなどを売る。また境内や参道では午前8時ごろから午後5時ごろまで地元の「王鶴組合」をはじめ約400店の露店が並び、だるまや植木などのほか乾物、焼きそば、お好み焼きなどの食べ物の店がずらりと並ぶ。
当日は最寄りの小田急線柿生駅などから臨時バスも増発される。

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2010年1 月22日 (金曜日)

川崎フロンターレが、応援バナナ売り上げの一部など約57万円を川崎市に寄付 : 競技場整備基金に

100121fronkifu01 川崎フロンターレが1月21日に、ホームグランド等々力競技場の整備に役立ててと、売り上げの一部を地域貢献活動費に当てる「かわさき応援バナナ」などで集まったお金を川崎市に寄付した。

写真(川崎市提供)=目録を持つ阿部市長(左から2番目)、感謝状を持つ川崎中央青果の佐藤さん(右端)と川崎フロンターレの竹中部長(左端)、かわさきバナナを持つふろん太

寄付は、応援バナナ313,200円、同競技場内の「フロンターレ神社」のおさい銭255,412円で、合計568,612円。2009年12月に設立した「等々力陸上競技場整備基金」に積み立てられる。
市長公室で行われた贈呈式には、川崎フロンターレの竹中嘉久事業本部担当部長、天野春果マーケティンググループ長、バナナ販売に協力する佐藤義勝川崎中央青果(株)常務取締役が列席。竹中部長から阿部孝夫市長に目録が手渡された。
「かわさき応援バナナ」は、パッケージに川崎フロンターレのロゴとエンブレムをあしらったシールが張られたパック入りのバナナブランド。川崎中央青果(株)が、フロンターレとタイアップし、バナナの販売を通してフロンターレを支援するもの。同社が輸入果物会社「Dole」から仕入れたバナナを市内の量販店で1パック198円で販売、うち3円を川崎フロンターレに寄付する。等々力で試合が行われた2009年10月17日にキャンペーンを行ない販売を開始、すでに100万パック以上販売した。
フロンターレは、キャッシュバックされたお金を等々力競技場の全面改修の費用として市に寄付すると発表していた。これにあわせ、チームはこれまで市の緑化基金に寄付していたフロンターレ神社のおさい銭も、競技場整備へまわすことにした。
目録を受け取った阿部市長は、「サポーターの協力で集まった貴重なお金でありがたい」と感謝、チームスコットのふろん太君とともにバナナを食べ、もっとバナナを食べてと「川崎バナナ」のPR役を務めた。また、競技場整備について「3万人以上が入れる見やすい競技場にしたい」と話した。

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2010年1 月21日 (木曜日)

川崎市中原区の車両基地で早咲きサクラが開花 : ことしは例年より早まる

100120nanbusen01_2 川崎市中原区上小田中にある東日本旅客鉄道の車両基地「中原電車区」のサクラが1月15日に開花、24節気の「大寒」にあたる20日には、4月上旬並みの暖かさも手伝ってほころび始めたツボミの数も増えている。

写真=ツボミを膨らむ早咲きのサクラ(1月20日清水隆さん撮影)

関連記事=かわさき花ごよみ(2010)(2009)(2008
 

同電車区のサクラは、例年早く咲くことで知られている。近くで居酒屋を営み毎年このサクラを観察しているk-pressの花咲案内人・清水隆さんによると、開花は年々早まりことしは特に早いという。

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2010年1 月20日 (水曜日)

川崎市麻生区の金程と早野でどんど焼き

100117hayanodondo09 川崎市麻生区金程と早野で1月17日、小正月の伝統行事どんど焼きが行われ、会場を訪れた市民らは燃え上がる炎を囲んでことし1年の無病息災を祈った。

写真=(上から)早野のどんど焼き(3点、撮影: 市民記者 角田珠子)、2つの煙が上がる金程のどんど焼き(2点、撮影 : 市民記者 森正昭)

金程地区は、金程小学校の校庭に向原、金程、金程富士見の3町会と同小児童有志が1週間前に作った2つのやぐらに午前8時に点火、炎が上がると大きな喚声があがった。
早野地区では、子ノ神社付近の田んぼで町会や子ども会などが午後2時から実施。集まった多くの見物客は、火の勢いが収まると竹に刺したダンゴを焼き、1年に幸せを願いながら家族らと分け合って食べていた。
会場では、家から正月飾りや書き初め、神社のお札、ダルマなどを持参して焼いてもらう人の姿が多く見られた。

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川崎市市民ミュージアムで「昔のくらし・今のくらし」展: 昭和38年の学校給食も食べられます

100115kujira 川崎市中原区等々力の川崎市民ミュージアムで生活道具の変遷をテーマとした恒例の企画展「昔のくらし 今のくらし2010」が1月19日から開かれている。今回は、高度成長期と学校の道具にスポットを当て、期間中に館内のレストランとの初のコラボレーションでコッペパンや脱脂粉乳など懐かしい学校給食の再現も行う。

写真(上から)=(いずれも市民ミュージアム提供)再現される鯨の竜田揚げの給食白黒テレビ(早川電機工業) 昭和34年(1959)、電気洗濯機(松下電器産業) 昭和29年(1954)

100120museumu03_2 「昔のくらし 今のくらし」は、食事や洗濯など暮らしのなかで使われた縄文時代から現代までの道具を展示、その移り変わりを見て暮らしの歴史を紹介する。毎年、小学校3年生が学ぶ「昔の道具やくらし」のカリキュラムに合わせた時期に展示しており、親子連れの見学者に人気をよんでいる。
会場を「道具のうつりかわり」「伝える道具の今・昔」「東京オリンピック(1964年)のころのお茶の間発見!」「昔のあそび道具とご家族の楽しみ」「昔の小学校」「昔の道具をさわってみよう。」「クイズに挑戦!これはなんの道具かな?」の7つのコーナーに分けて紹介、オリンピックにちなんだ工事関係者の通行証、観戦チケットなども展示している。企画展は4月4日までで、入場は無料。
100120museumu02_3 給食の再現は、昨年秋に業者が変わった「レストラン3104」の紹介を兼ね、職員が企画を考え、献立などの資料を集めた。資料として残っていた1963年1月〜3月の小学校献立表に基づいて再現する給食を昼食時間に提供する。メニューは2週間交代で、1月31日までが「コッペパン、小倉入り脱脂ミルク、マッシュポテト」、2月2日〜14日「コッペパン、マーガリン、脱脂ミルク、鮪(まぐろ)の印度風煮」、2月16日〜28日「揚げパン、カレーシチュー」、3月2日〜14日「コッペパン、ピーナツクリーム、煮込みうどん」、3月16日〜4月4日「コッペパン、脱脂ミルク、鯨(くじら)のたつた揚げ、おひたし」。値段は、鯨肉を使ったカレーシチューとたつた揚げが650円、他のメニューは500円。当時の雰囲気を出すために、アルマイトの食器を使い、テーブルには献立の解説書を置いた。提供するのは平日は15食、土・日曜日は30食。
川崎市教育委員会健康教育課によると、川崎市の給食は第2次世界大戦以前の1938年に虚弱児童などを対象として一部の学校で行われていたが、終戦後の1946年にララ物資として脱脂粉乳が児童に配られ、1950年秋にパン、副菜、ミルクなど現在の給食のような形態の給食が市内11の小学校で始まり、1955年ごろに市内ほぼ全校で実施されたという。
担当職員よると、1960年代には安価だった「鯨肉」の入手に苦労したとほか、コッペパンなどは見た目や味を当時に近づけるため試作を重ねたという。「家族で来館して企画展とともに楽しんでもらいたい」と話している。
企画中の関連イベントとして、毎週土曜日の午後2時から子ども向け展示説明。日曜の午後1時から4時まで第2企画展示室テラスでミュージアムボランティアとともにベーゴマなど昔の遊び道具で遊ぶ屋外体験コーナー(雨天中止)もある。このほか、3月10日〜22日まで「ふろしき展+ワークショップ」も行う。ワークショップは3月14日午後2〜4時で事前申し込み制。詳細はHP(こちら>)などで知らせる。
問い合わせは電話044(752)4500川崎市市民ミュージアム。

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2010年1 月18日 (月曜日)

川崎市麻生区で地場産の食材で七草かゆ : 700人が伝統行事味わう

100107kayutaka01 お正月の伝統行事を味わってと、川崎市麻生区役所前広場で1月7日午前11時から、七草粥(かゆ)を食べる催しが行われた。麻生区文化協会と麻生区役所の共催で、今年で7年目。お天気にも恵まれ、開始時刻には400人以上が行列を作り、700人を超える市民が「古風七草粥」を楽しんだ。

写真=粥をよそう文化協会会員、粥、粥を受け取る市民、書のパフォーマンス、市民館前のステージで童謡演奏、新春コンサートで歌うスクールコーラスちよがおか(1月7日、撮影 : 高山和美)

100107kayutaka02 セリ、ナズナなどの七草は、同協会の有志会員が5日に同区古沢地区の麻生区親子体験農業の田んぼ周辺に自生していたものを採取。ダイコン10本、カブ10束などの材料は、麻生市民館の調理室で前日にゆでて準備、7日の午前9時ごろからお粥を炊き始めた。使用されたお米やモチ焼きの木炭もすべて麻生区内で生産されたもの。100107kayutaka03_2 市政だよりを見て参加した百合ヶ丘の田中元介さんは「生まれて初めて七草粥を食べました」と初めて味わう七草粥に笑顔。麻生図書館に来て、たまたまこの催しを知ったという子連れの女性もベンチに座って親子でお粥で体を暖めた。主催者は、今回、環境に配慮して初めて繰り返し使用できるリユース食器を利用した。
100107kayutaka05 広場に作られたステージでは、麻生文化協会の「童謡の会」の合唱や「白山神社お囃子連」の踊りや演奏なども披露された。また席書のパフォーマンスも行われ、大きな和紙に書道家笠原秋水さんが「虎吠える」、門下生の雨宮優夏さん(南百合ヶ丘小100107kayutaka08 5年)が「夢」と書き、お正月の雰囲気を盛り上げていた。
その他、剣玉、独楽、はねつき、すごろくなど昔のお正月遊び体験コーナーもあり、小さな子ども達が昔懐かしい遊びを体験した。会場内は書家の笠原恒子さんの美しい文字が催しに文化の香りを添えていた。
100107kayutaka09 午後1時からは、麻生市民館大ホールで「あさお芸術のまちコンサート~新春コンサート」があり、麻生区内外で活動するプロの演奏家たちが無料で美しい演奏と歌声を聞かせてくれた。

(市民記者  高山和美)

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