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2009年12 月18日 (金曜日)
川崎市麻生区で特産の万福寺人参畑ツアー : 長さや色にびっくり
本格的な収穫期を前に川崎市麻生区で11月30日、「万福寺人参(まんぷくじにんじん)畑ツアー」が行われた。
写真=古沢の畑で彫り上げた万福寺人参、人参堀り(撮影 : 東川まさお)
万福寺人参は、麻生区万福寺とその周辺地区の特産で、昭和29年から連続で全国規模の品評会で日本一となった。正式には「万福寺鮮紅大長人参」と呼ばれ、根長60cm以上に達する長根種で、根色は鮮紅、芯は細く紅芯、肉質はち密で香りや味が強いのが特徴だ。
畑ツアーは、この人参の栽培と普及活動を進めている「万福寺人参友の会」と「里山フォーラムin麻生」が、その活動の一環として毎年主催するイベントのひとつ。
この日は雨上がりの曇り空で、参加者たちは少しはだ寒さを感じながら集合場所の麻生市民館から友の会会長の高橋清行さんの案内で古沢の人参畑に向けて出発。井上清士さんの畑に着いた9人の参加者は人参堀りに挑戦した。ことしのできは良く、長さ約70cmに達するものもあり、その長さと根色の鮮紅色に驚きながら、人参堀りの難しさと楽しさを体験した。
高橋さんの畑と、2008年の品評会で最優秀賞を獲得したよだひできさんの畑を回った後、イサナギノミコトと菅原道真をまつり、源義経の話も伝わる九朗明神社へ立ち寄ったり、昔ながらの里山の風景を味わった。
約4時間にわたるツアーの帰りには、参加者全員に万福寺人参のおみやげが手渡された。
ことしの人参の出来ばえと理解を深めてもらう「品評会と試食会」が、12月23日午前10時から午後2時まで麻生市民館で催される。参加費は500円。
申し込みは麻生市民館(電話044-951-1300、 FAX044-951-1650)。
問い合わせは電話080-6787-4123里山フォーラムin麻生事務局。
(市民記者 東川まさお)
2009-12-18 in 02)イベント・催事, 08)経済・農業, 09)市民活動, b) 川崎市のニュース, b1) 川崎市麻生区, 食 | Permalink