川崎市北部の区役所ロビーで相次いで坂本九写真展 : 川崎生まれの歌手の功績たたえる

「九ちゃん」の愛称で親しまれた川崎生まれの世界的な歌手・坂本九さん（1941〜1985年）の誕生月にちなみ、川崎市北部の麻生区役所と多摩区役所で相次いで「坂本九　写真展　九ちゃんのメモリアル」が開かれる。 会期は麻生区役所ロビーは12月１日から10日までの午前８時30分〜午後５時（10日は午後3時）、多摩区役所は12月11日から15日までの午前８時30分〜午後８時（10日は午後5時）。観覧は無料。

写真展は、坂本さんの功績をたたえ、音楽や映像などを通してその活躍を再認識し、川崎のイメージアップを図ろうと2003年に創設された「坂本九顕彰事業」として川崎市市民・こども局市民文化室が主催、坂本九音楽事務所などの協力で、2008年12月に第三庁舎で開かれたのに続いて、北部の市民にも知ってもらおうと企画された。
会場には、生誕直後のお宮参り、幼稚園や小学校時代の行事、「上を向いて歩こう」がミリオンセラーとなり全米レコード協会よりゴールデンレコードが贈られた時、市内の母子寮の子どもたちを招いて催したイベント、妻の柏木由紀子さんと川崎市を訪れ、結婚届けを提出した時など、坂本さんの人生の節目となった貴重な白黒写真など28枚をパネルに展示している。このほか、ヒット曲の年譜なども展示されており、ファンにとっては必見の内容。
また、麻生区役所では12月2日午後４時30分から5時までロビー催される「あさお芸術のまちコンサート　トワイライトミュージック」で、区内に住むテノール歌手辻端幹彦さんが坂本九さんのヒット曲「上を向いて歩こう」「見上げててごらん夜の星を」「心の瞳」などを歌う。
写真展の問い合わせは電話044-200-2030市民文化室。