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2008年11 月11日 (火曜日)
狛江市役所で初のロビーコンサート:60人がハープ演奏を楽しむ
「音楽の街ー狛江」をめざす狛江市で11月11日、市役所2階で初のロビーコンサートが開かれ、庁舎を訪れた市民や矢野裕市長や昼休み中の職員など約60人がハープの生演奏を楽しんだ。
コンサートは、「音楽の街—狛江」推進事業実行委員会(榊原徹委員長)と狛江市が、身近な場所で気軽に音楽を楽しんでもらおうと主催したもの。午後12時15分から榊原委員長の司会で、多摩市在住のハーピスト林妙子さんがハープの歴史や大きさの違いなどの話を織り交ぜながら、「スケルツェット」「亜麻色の髪の乙女」「庭の千種」「虹のかなたに」「引き潮」をグランドハープと小さなサウルハープで約30分にわたって演奏。聴衆は間近で聴く優雅な弦の響きにうっとりと耳を傾けていた。
幼児連れの主婦・山口和恵さんは「音楽好きだが、小さな子どもがいるので普段はコンサートに出かけられないが、久しぶりに生のクラシックを聴けて楽しかった。こういう機会が増えるのを期待してます」とニッコリ。たまたま市役所を訪れた小野田進一さんは「ハープを間近で見たのは初めてで、ペダルを踏んで演奏することや弦に色がついていることを知りました。こんな近くできれいな音楽が味わえてよかった」と感動した様子。
臨時の音楽ホールとなったロビーは、担当の地域活性課市民文化係の職員らが、エレベーター横を舞台に、音がきれいに響くよう展示用パネルボードやイスを並べるなど、来庁者の通行や昼休み中の窓口業務に支障がないように準備した。
主催者の榊原徹さんは「矢野市長の構想から10年ですが、委員会でも来庁者への配慮などについてさまざまな意見があり、ここまでこぎつけるのはたいへんでした。音楽の街ー狛江というからには、市役所ロビーでやるのがふさわしいと、実行委員と市職員で閉庁後にミニコンサートを開いてテストし、音の拡散や音量のチェックもしました。その結果、初回には柔らかい音のハープ演奏が決まりました。ほとんどPRもしていなかったのに、演奏が始まるとロビーにいた人が足を止めて聴いてくださり、うれしかった。駅前でも何度かコンサートを開いていますが、今後は、市役所が混雑しない時期を選んで年1、2回ロビーコンサートを開き、音楽の街を定着させたい」とほっとした様子で話していた。
2008-11-11 in 02)イベント・催事, 07)文化・芸術, 11)まちづくり, a) 狛江市のニュース, 音楽 | Permalink