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2008年6 月 7日 (土曜日)
川崎市麻生区古沢で親子230人が田植え
川崎市麻生区古沢の水田で6月7日、約230人が参加して田植えが行われた。麻生区が開いている「親子体験農業」の最初の合同作業で、幼児や小学生とお母さんお父さんが泥まみれになりながら15cmほどに育ったモチ米の苗をていねいに手で植えた。
写真=田植えをする子どもたち、手植えの田んぼ、お父さんに引き上げられて前に進む幼児、苗の準備をする実行委員
体験農業は、小学生とその親を対象に米作りを通して親子のきずなを深め、都市農業の大切さを知ってもらうことを目的にした同区の名物行事。子ども会、青少年指導委員、体育指導委員などが実行委員会を結成、区協働推進事業として、休耕田を借り、一部は自由参加だが種まき、苗作り、しろかき、田植え、草取り、網掛け、かかしづくり、稲刈り、脱穀、収穫までのほとんどの作業を機械を使わず昔ながらの方法で行う。農地の少ない他区からの参加も受け入れており、ことしは抽選で同区内51家族176人、区外54家族178人の合わせて354人が選ばれた。
この日は午前9時の開講式に続いて苗の植え方を教わった後、代(しろ)かきを終えた4枚の田んぼ(合計約1200平方m)に4グループに分かれて入り、目印のロープに沿って一列に並び、もち米の苗数本ずつを植えた。
稲の苗を見るのが初めて親子も多く、最初はとまどいがちだったが、すぐに慣れ手際よく苗を植えていた。小学生以上が原則だが、対象児童の弟や妹も参加、小さな手で懸命に苗を植えていた。
中原区から約1時間かけ小学生と幼稚園児の3人の子どもと参加した鎌田深雪さんは「昨年参加した友人の話しを聞き、応募しました。家族で家庭菜園をしていますが米作りは初めてで私も子どもすごく楽しみにしていました。田んぼがとても気持ちよく収穫が楽しみです」とにっこり。
ことしは、雨が多くて田植えまでの準備は雨にたたられて大変だったが、苗の生育も順調で、今後は草取りやネットかけ、稲刈り、脱穀などを行い、米作りの楽しさを体験する。
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