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2007年12 月 9日 (日曜日)
「音楽の街」めざし狛江市在住の音楽家が「夢コンサート」:空席待ちも出るほどの人気
狛江市在住の音楽家による「夢コンサート」が12月5日、小田急線狛江駅前のエコルマホールで催された。「音楽の街−狛江」の具体化に向けて企画されたが、平日夜にもかかわらず空席待ちが出るほどの人気。客席をうめた市民たちは、クラシックから邦楽まで幅広いジャンルに及ぶ演奏に、熱心に耳を傾けていた。
このコンサートは、「音楽の街−狛江」構想推進委員会(榊原徹委員長)と狛江市の主催で開かれた。
午後7時から2時間余りにわたって市内在住の10人の音楽家が、沖縄の小浜節、2台のヴァイオリンとピアノの為の「5つの組曲」(ショスタコービッチ作曲)、2台のピアノの為の「スカラムーシュ」(ミヨー作曲)、クラリネット協奏曲より第2楽章(モーツァルト)、尺八・箏・三絃のための「夕影の詩」(三木稔)に加え、ことし8月に死去した市内在住の作曲家松村禎三さんの「巡礼〜ピアノの為のI.II.」をそれぞれ演奏した。曲の合間には、進行役を務めた指揮者の榊原委員長が演奏者にインタビュー、ゲストとして舞台に上がった「夕影の詩」を作った作曲家の三木さんが「東京オリンピックのころ狛江へ越してきた。昔、音楽の街にするためにいろいろやったが、ぜんぜんダメだったことを思うと、こんなに多くの愛好家がいるのを知ってほんとうにうれしい。駅から1分で座席に座れるホールがある町は、ほかにはない。こうした点を生かして、狛江発信のオリジナルをつくることが大切」などと話していた。また、矢野裕市長は「(音楽の街は)市民の共感と参加があってできることだが、(このコンサートで)自信と確信が高まった」と喜んでいた。
推進委員会では昨年も西河原公民館でコンサートを催したが、市民の参加が少なかっただけに、思わぬ反響にびっくり。のべで800人以上が訪れ、用意したプログラムがなくなり、ロビーで空席が出るのを待つ人が出るほどの人気にうれしい悲鳴をあげていた。
2007-12-09 in 02)イベント・催事, 07)文化・芸術, a) 狛江市のニュース, 音楽 | Permalink