川崎市麻生区の公園で植樹祭:畑で取れた小麦でバームクーヘンづくりなども体験

森の恵みを一緒に楽しみませんか——川崎市麻生区多摩美の「麻生区市民健康の森（麻生鳥のさえずり公園）・多摩美公園」で、11月11日(雨天は18日に延期）午前9時から午後１時まで「森の植樹祭＆収穫祭」が催され、植樹や焼き芋づくりなどが行われる。

市民健康の森は、市と市民が協働で「森」の保全と再生をするもので、市内各区に１カ所ずつ設置され、地域の市民で構成する各会が独自の取り組みをしている。麻生区では「麻生多摩美の森の会」（勝田政吾会長）の会員約60人が、定期的に植樹や下草刈り、散策路や休憩スペースの整備、自然観察会などのほか敷地の一角にある畑でサツマイモやサトイモ、ムギ、ソバを作り里山の再生を行っている。また、地域の小学生が総合的な学習の場として利用、会員が自然体験学習の手助けをし、世代を超えて自然を育んでいる。
同会では、多くの市民に森づくりへの関心を高めるため、隣接する多摩美公園の保全活動を行う「多摩美みどりの会」（小座間清次郎会長）と共催し毎年収穫祭を開催している。ことしは「里山の幸を楽しもう」をテーマに、森の実りを観察、木の実を使ったペンダント作りや畑で取れた作物でいも煮、焼きいものほか小麦を使っバームクーヘン作りを体験、収穫を味わう。参加は無料。
問い合わせ電話044(954)7855森の植樹祭＆収穫祭事務局
交通は、小田急読売ランド前駅下車、上りホームの町田寄り改札口を出て多摩自然遊歩道を１０分ほど歩き、読売ランド遊園地の外周道路に出る手前の左側。林のわきの開けた所。