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2007年9 月14日 (金曜日)
川崎市多摩区が「こどもの安全の日」を制定:9月10日に見守りパトロール出発式
子どもたちを痛ましい事件や事故から守ろうと、川崎市多摩区の多摩警察署で9月10日、「多摩区こどもの安全の日」制定に伴う子ども安全・安心見守り活動パトロール出発式が行われ、青色回転灯を搭載した11台の車が区内をパトロールした。
写真=パトロールに出発する車と見送る鈴木区長ら
川崎市をはじめ神奈川県下の自治体では県警と連携をとり、2007年度から毎月1日と10日を「こどもの安全の日」と決め、パトロールなどを行っている。
多摩区ではこれまで、町会・自治会などが独自のスケジュールで子どもの見守り活動を行っていたが、9月の新学期を機会に毎月1日・10日を「多摩区こどもの安全の日」と制定、小学校の登下校時に青色回転灯を搭載した区の公用車や町会・自治会などの車がパトロールすることになった。
パトロールに先駆け、この日午後1時30分から同署4階でセレモニーが開かれ、佐伯喜世志多摩区安全・安心まちづくり協議会会長、鈴木基允多摩区長、富江重治多摩警察署長、関口鐘雪多摩区防犯協会会長や各団体の役員60人が出席。初めに佐伯会長が「昨年中野島で起きた子ども投げ捨て事件のように子どもが被害者になる犯罪を未然に防ぐため、多くの地域住民が子どもを見守るまち造りができるように『こどもの安全の日』ができた。一層取り組んでいきましょう」とあいさつし、鈴木区長が「青色回転灯搭載車など機動力を発揮していただき、心強い限り。皆さんの地道な努力が浸透して、この1年子どもを取り巻く大きな犯罪が起きなかった。今後とも尽力してください」と感謝の言葉を述べた。冨江署長は「中野島事件以後は大きな犯罪はないが、子どもに声をかけ車で連れ去ろうとする事件が(未遂も含め)月1回くらい起きている。みなさんの活動の輪をさらに広げ、子どもの安心安全を守ってもらいたい」と子どもに対する事件の報告をまじえながらあいさつした(写真右)。続いて多摩区安全・安心まちづくり推進協議会常任委員の井田肇さんが子どもの安全を推進する決意の宣言文を読みあげて(写真左上)式典を終えた。
参加者はその後、各地域ごとに分かれて小学校周辺を約1時間半パトロールした。
2007-09-14 in 02)イベント・催事, 04)教育・子ども , 09)市民活動, 11)まちづくり, 12)防災・安全, b) 川崎市のニュース, b2) 川崎市多摩区 | Permalink