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2007年7 月15日 (日曜日)
アメフトW杯川崎大会:韓国が歴史的な1勝で5位に
アメリカンフットボールワールドカップ2007川崎大会は7月14日、川崎市川崎区の川崎球場で5位決定戦が行われ、初出場の韓国がフランスを3対0で破り、歴史的な勝利を上げた。
写真は韓国の決勝点となったKチェ・キョンホのフィールドゴール
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台風4号の影響による雨の降りしきる中で行われた戦いは、両チームの一進一退の攻防となった。
ラン、パスとも上回りながら、ファンブルや反則で得点に結びつけられないフランスに対し、第4クォーターの終盤に韓国に得点のチャンスが訪れた。茨木克治監督のもとで大阪産業大でプレーしているKチェ・キョンホ(背番号51)が29ヤードのフィールドゴールを落ち着いて決め、そのまま逃げ切った。
勝利が決まった瞬間、韓国の選手たちは全員、躍り上がって喜び、強い雨の中を応援にかけつけた在日の人からも大きな歓声がこだました。
茨木監督は「雨の中でタフな試合になると予想していたが、結果が残せた。ステップアップをしたという証拠は残せたが、(今大会で)タッチダウンができなかったことなど課題はまだまだある。帰国してから、国内できょうの後半のようなレベルの試合ができるようになって、次のワールドカップをめざしてほしい」と話していた。決勝点をあげたチェ選手は「アジア・オセアニア予選ではキックを外してみんなに助けられたので、恩返しができてうれしい」とほおをほころばせた。キム・スドン選手は「最後の試合なので全力を出し切ろうと選手同士が話し合った。フランスのビデオをみんなで見て分析し、よい結果が残せた。体力面など差は感じたが、精神力の面では自分たちもやれるという感触をつかんだ」と話していた。
敗れたフランスのコーチや選手は沈痛な表情。ラリー・ルゴー監督は「韓国は非常に強かった。最初はある程度プレーできたが、天気が悪くなるにつれて悪化した。もっともこれは韓国チームも同じだが…」と唇をかんだ。エマニュエル・シャレー選手は「とにかく残念。ボールを保持するのが難しかった」と肩を落とした。
2007-07-15 in 02)イベント・催事, 10)社会, b) 川崎市のニュース, b7) 川崎市川崎区, スポーツ | Permalink