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2007年2 月19日 (月曜日)

日本女子大西生田キャンパスでひな人形展:学生寮で飾られた明治・大正の人形を展示

070216hina05川崎市多摩区の日本女子大学内にある成瀬記念館西生田記念室で、明治時代から平成5年まで同大学の学生寮で飾られたひな人形などを展示する「日本女子大のおひなさま」が3月2日まで催されている。

写真(上から)=学生寮で飾られたひな人形、貝会わせ・舌切りすずめの人形、寄贈された市松人形

070216hina08展示しているのは、明治と大正時代に作られた7段飾りの雛(ひな)人形3組、ひな人形とともに飾られた「世話物」と呼ばれる能や民話を題材にした「高砂」「舌切りすずめ」など人形、壁掛け式のひな人形、郷土民具ふうの小さな内裏びな、金地に花の絵などを描いた貝あわせ、雛道具、人形の絵を張り合わせた屏風などいずれも学寮のひな祭りに飾られたもの。なかには、江戸時代によく見られた「狆(ちん)をひく官女」などいまではめずらしいポーズの人形もある。また卒業生で童話作家の安房直子さん(1943〜1993年)が持っていた4体の市松人形も展示されている。
070216hina07_1このほか、明治時代に寮舎でひな人形を飾る学生の写真、同窓生向けに発行する機関紙「家庭週報」に掲載した内裏びなの並べ方の変化、ひな祭り用料理などの記事など、当時のひなまつりを示す貴重な資料も展示している。
記念室の職員の話によると、ほとんどの人形は寄贈されたもので、なかには第2次大戦中に戦災をを避けるため持ち出され、戦後に再び大学に戻って壇飾りとしてそろったものもあるという。
開室は火曜日から金曜日の午前10時から午後4時30分。問い合わせは電話044-966-2121日本女子大西生田キャンパス(代表)。

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