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2007年2 月15日 (木曜日)

川崎市多摩区が地雷除去展:地雷の恐怖と平和の大切さをパネルなどで訴え

070215jirai02 対人地雷の恐怖や悲劇とともに、地雷の埋設国で除去の支援活動を行っている市民を紹介した「地雷除去の活動記録」展(多摩区役所主催)が2月15日から川崎市多摩区登戸の多摩区総合庁舎で開かれている。会場の1階アトリウムには、写真と文で地雷の基本的な知識と除去活動などについて紹介したパネル22枚とカンボジアの被害者の様子を撮影した写真パネル4枚、実物の対人地雷などが展示され、訪れた親子連れなどが足を止め、恐ろしそうにじっと見入っていた。また、オープニングには阿部孝夫川崎市長も訪れ、「市内でこうした展示は初めて。国際社会に貢献している中込さんの活動を多くの市民に見てもらい、地雷に苦しむ人々とそれを支援する活動への理解が深まりことを願っている。また、こうした市民の活動を市が広めることで国際社会に貢献する川崎市の姿勢をアピールしたい」と話していた。同展は25日までで入場は無料。

070215jirai03 「罪 なき母と子どもたちのために」と副題を付けたこの展示は、多摩区栗谷に住む中込璋さんが川崎市から2006年8月に感謝状が贈られたのをきっかけに、地元の区民に広く活動を知ってもらい平和の大切さを実感してもらえればと企画、準備を進めてきたもの。
地雷除去機の開発に取り組むとともに、カンボジアやアフガニスタンなど世界各国で対人地雷の除去作業と現地の職業訓練にJICA個人コンサルタントとして携 わってきた中込さんが資料を提供。これをもとに、子どもにもわかりやすいように編集し、22枚のパネルにまとめた。イラストや図を入れたほか、解説文にはすべてかなを振るなどの配慮がしてある。
070215jirai01 また、地雷ゼロへの願いを形にして表そうと、ドクロのマークが入った地雷標識1355枚を敷き詰め、訪れた人がはがすにつれてピンクの花畑と黄色の花で書いた「NO MINES ON THE EARTH」の文字が表れる幅175cm、高さ115cmのパネルも飾られている。オープニングでは、開催を記念して、阿部市長に続いて中込さん、川崎善太郎多摩区町連会長、鈴木基允区長が地雷標識を1枚ずつはがし、地雷ゼロの1日も早い実現を祈った。
会場ではまた、中込さんらがカンボジアとアフガニスタンの地雷除去の様子を撮影したビデオも放映している。
問い合わせは電話044-935-3131多摩区役所地域振興課。

写真左上=解説パネルを真剣な表情で読む市民
写真右下=地雷標識をはがす阿部市長。右は中込さん

関連記事=対人地雷の恐怖知って:多摩区役所で2月15日からパネル展

2007-02-15 in 04)教育・子ども , 10)社会, 12)防災・安全, b) 川崎市のニュース, b1) 川崎市麻生区, 時事問題 | Permalink

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