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2007年1 月 1日 (月曜日)
狛江市・岩戸地域センターにAED設置:災害時相互応援協定に基づき地元企業が寄贈
狛江市岩戸北の千代田第一工業(株)が地元の人命救助に役立ててと12月26日、岩戸地域センターに心臓発作時に救命処置をする「自動体外式除助細動器(AED)」を寄贈した。
写真(上から)=AEDを寄贈した鈴木達夫千代田第一工業会長(左)と受け取る矢野市長、感謝の言葉を述べる矢野市長、狛江消防署救急隊員の模範演技、AED持ちを参加者に説明する井出救急隊長
市内の公共施設には、市役所、総合体育館に各1台、あいとぴあセンターに2台設置されており、4番目となる。
同社は、11月30日に市内で初めて地元の岩戸町会(根村利生会長、約4000所帯)と災害時相互応援協定を締結しており、協定内容を実現する具体的な活動のひとつとして地域の人が利用できるよう社内にもAEDを設置、協力関係を強める。協定内容によると、火事や大地震が起きた時に千代田第一工業が町会の人に対し同社敷地を被災者の救護所として開放し、救護処置を行うほか会社に備え付けの消火器や非常食などを無償提供するとなっている。
同センターで行われた贈呈式には、矢野裕狛江市長、鈴木達夫千代田第一工業会長、塩澤勉狛江消防署署長、根村利夫岩戸町会会長のほか町会の役員数人が出席、鈴木会長から矢野市長にAEDが手渡された。矢野市長は「財政難の中で、地域貢献に積極的に取り組む地元企業からAEDが公共施設に寄贈されたのはありがたいことです。効果を発揮するため1人でも多くの方が操作法の講習を受けて利用できるようにしてほしい」と感謝の言葉を述べた。鈴木会長は「地元の健康や福祉の増進や役立てられれば幸い。地域防災のための協力は人と人の絆の大きな力となります。今後も安心安全な街づくりのため輪をひろげて行きたい」とあいさつ。また塩澤狛江消防署長は「救命効果率が高いAEDが寄付され、地域の命を守る消防署として深く感謝します。救急車で運ばれる患者の約半数は心臓の病気だが、この器械を使い救急隊員が到着するまでに勇気をもって心肺蘇生にあたってもらいたい」と述べた。
会場ではその後、狛江消防署の井出武人救急隊長の指揮で3人の隊員がAEDの使い方の模範演技を実施、出席者の熱心な質問に答えながら説明をしていた。
2007-01-01 in 03)健康・福祉 ・医療, 09)市民活動, 11)まちづくり, 12)防災・安全, a) 狛江市のニュース | Permalink
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