行く年来る年に祈り捧げる：狛江市内の寺や神社にぎわう

2006年から2007年へ変わる大みそか、狛江市内の寺や神社ではいく年への感謝と来る年の平安とを祈る人々でにぎわった。例年より暖かいこともあり、人出はやや多いという。

写真＝泉龍寺で除夜の鐘をつく子どもたち

狛江市元和泉の泉龍寺では、午後11時半から2階建ての鐘楼（しょうろう）で除夜の鐘をつき始めた。
家族連れや若者などが次々と訪れたが、事前に整理券を配り、人数を限って鐘楼に上げたこともあり、混乱もなく整然とした雰囲気の中で行われ、ストップウォッチを使い、40秒間隔で合図とともに108つの鐘を1時間30分ほどでつき終えた。
鐘をつく人の中には、兄弟や友達と一緒につく子や外国人の姿も見られ、神妙に手を合わせ、1年の感謝を捧げていた。
同市中和泉の伊豆美神社では、11時ごろから初詣の人が本殿前の参道に並び始め、午前0時半ごろには入り口にある鳥居の付近まで長い列ができた（写真左）。参拝客たちは静かに手を合わせて新しい年への祈りを捧げた後、破魔矢を買い求めたり、顔見知りと「おめでとう」とあいさつをかわしていた。