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2007年1 月31日 (水曜日)

生田緑地内ばら苑で剪定講習会:ボランティア44人が参加

070130sentei1花守りは任せて——川崎市多摩区の生田緑地内ばら苑で1月30日、同苑ボランティアを対象にした冬剪定講習会が行われ、44人のボランティアが講師の指導でバラの枝を剪定した。

今回は「冬の剪定」をテーマに、向ヶ丘遊園時代にバラ苑の管理に携わっていた小田急電鉄開発部の根岸敬二さんを講師に招き、2日間に分け講義と実技を行った。
070130sentei3_1実技のこの日は好天に恵まれたため多くのボランティアが参加、齋藤孝一苑長は「しっかり体験をして自信のある方は、草むしり以外にも剪定に参加してほしい」と呼びかけた。根岸さんのほか向ヶ丘遊園時代からバラの管理を行っていた公園緑地協会の職員らが実施指導、4班に分かれて管理棟近くのバラの枝の1本1本をていねいに見ながら剪定作業を体験。参加者の多くは花好きで自宅でバラを育てた経験を持つが、不特定多数の人が観賞するバラの剪定は初めて。「もっと短めに」「そこは枝が枯れている」などの指事にとまどいながらも楽しそうにハサミを動かしていた。
指導者の根岸さんによると「つぼみを持っていたり、花芽がついているとどうしても残したくなるが、ここは見せるためのバラを育てているので思い切りが必要。春に花が咲きその枝が伸びて初めて剪定の結果がわかりその積み重ねでコツを覚えていくので、たくさんやったほうがいい」と話した。開園当初からボランティアをしている宮前区菅生の宮邦子さんは「自宅で30年以上バラを育てているが、すごく参考になりました。これからもやってみたい。春の開花が楽しみ」とにっこりしていた。
070130sentei2_3 同苑は、2002年3月に閉園した向ヶ丘遊園地内にあったもの。多数の「ばら苑を残して」の声を受け、閉園当初は川崎市が小田急電鉄と個人地主から土地を借り受け、小田急側がばらと関連施設を川崎市に寄付したことにより「生田緑地内ばら苑」としてオープン、2002年から毎年春と秋の開花時に公開している。2004年に川崎市はこの土地7.4haを買うと発表、現在はおおむね市有地となっている。
管理運営は川崎市公園緑地協会に委託しているが、市は開設当初から維持管理に市民参加の方針を発表、登録ボランティアが草むしりなどを行っている。同苑では、これまでバラの育成管理についての講習を時々行っていたが、ボランティアから草むしり以外のやりがいとバラ育成技術向上のための講習会を開いてほしいとの要望を受け2006年度からは多くのボランティアに呼びかけ活動日に講習会を開くことになった。

2007-01-31 in 01) 自然・環境, 09)市民活動, b) 川崎市のニュース, b2) 川崎市多摩区 | Permalink

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