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2005年1 月11日 (火曜日)

麻生区の金程小:どんど焼きの小屋づくり

050111dondo川崎市麻生区の金程小学校(黒田為校長、児童数444人)の児童有志が、地域のおとなの指導でことしも1月8日と9日にどんど焼きの小屋作りに取り組んだ。

写真=どんど焼きの小屋を製作中の人たち(9日)

校庭には地元のおとなが作った直径7m、高さ約10mの小屋と、児童が作った直径3m、高さ5mの小屋が親子のように2基並んだ。どんど焼きの点火は1月16日午前8時半で、校庭には当日にたきあげる正月飾りの置き場所も用意されている。
子どもたちのどんど焼きの小屋作りが初めて行われたのは2004年。毎年どんど焼きの小屋作りを行っている元同小PTA会長の金程4丁目の伊藤清志さんが「昔は地域のこどもたちが中心になってどんど焼きを行っていた。完成したものを見るだけよりも体験した方が理解も深まり、地域への愛着も生まれる」と学校に働きかけ、4年生以上の児童40数人が参加して行われた。
050111dondo2今回は、12月に4年生以上の児童に呼びかけたところ、8日は70人余りが、9日には約60人が参加した。同小卒業生で東生田高校3年の宮田慎吾さんをリーダーに、初日は学校から500m離れた場所からの竹運び、小屋の支柱立て、割った竹を支柱に荒縄でしばりつける作業。2日目はカヤを支柱にしばり、その上から葉のついた竹の小枝を飾り付けるという全行程を体験した。 おとなに比べて体力がないため縄結びなど大変な仕事もあったが、昨年体験した子どもや親子参加も増え、作業はスムーズに進んだ。
昨年は学年制限で参加できなかった4年生の高山紗希さんは「1日目の竹運びは手が痛くなって筋肉痛になったけど、縄でしばったりするのがおもしろかった。ここにきたら、仲よしの友達もいて楽しかった」とにっこり。
黒田校長は「作業に疲れた子どもたちが飽きないよう、地域の人が竹細工や遊びを用意して指導するなど、地域のさまざな年代の人とふれ合う機会を作ってもらい感謝している。できあがった小屋は学年ごとに授業などに利用したい」と喜んでいた。
同小学区の金程地区では、区画整理で中断していたどんど焼きが10数年前に小学校予定地で復活。1992年から金程、向原、金程富士見会の3町会で実行委員会を作り、同小PTAの協力で校庭で毎年開催している。毎年1月初めの土曜、日曜の2日間に有志が参加して小屋を製作、復活当初は昔から住んでいた元農家の中高年の人が中心だったが、最近は転居してきた新住民も加わっている。また、3町会が毎年交代で昼食やおやつの用意を担当、ことしは向原町会(小島一雄会長)の女性約20人がおにぎりやおでんを差し入れて製作者を応援するなど、いまでは地域のきずなを深める重要な行事になっている。

写真下=児童が作ったどんど焼きの小屋の前で記念撮影

2005-01-11 in 04)教育・子ども , 09)市民活動, b1) 川崎市麻生区 | Permalink

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