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2008年6 月13日 (金曜日)

川崎市アートセンターで『ひめゆり』『サラエボの花』上映 : 戦争の記憶を伝える「100の平和!映画特集」第1弾

小田急線新百合ヶ丘北口の川崎市アートセンターアルテリオシネマが、戦争の記憶を次世代に伝え考えようと6月から8月にかけ「100の平和! 映画特集」を企画。その第1弾として6月23日の沖縄・慰霊の日にあわせ「生きる—戦争に傷ついた女性たち」をテーマに、6月14日〜6月27日に『ひめゆり』『サラエボの花』を上映する。

『ひめゆり』は、第二次世界大戦の末期、沖縄に動員された「ひめゆり学徒隊」で生き残ったなかの22人の証言を綴った130分ドキュメンタリー映画。柴田昇平監督が、13年の歳月をかけて沖縄戦当時の現場でカメラをまわし1人1人に話しを聴いて構成した秀作で、2007年文化庁映画賞記録映像部門文化記録大賞、2007キネマ旬報ベストテン文化映画ベスト・テン第1位に選ばれた。ひめゆり学徒隊は、日本で唯一地上戦が行われた沖縄で、負傷兵の看護にあたるため動員された当時15歳から19歳の222人の女生徒。配属先の地下壕より軍から解放されて戦場に放り出された数日間のうちに亡くなった人が多く、生き残った女性たちは70大後半から80代になったいまも生き残ったことを重く受け止め、当時の体験を静かな口調で語っている。
上映時間は、14日〜20日が午前10時、午後3時、午後7時30分、21日〜27日が午後12時10分、午後5時10分。また14日と15日には、午後3時の上映後に柴田監督のトークがある。
『サラエボの花』は、ボスニア紛争から10数年を経て、女性監督ヤスミラ・ジュバニッチ監督が制作した作品。ボスニアの街で忘れたい戦争の傷に苦しみながらも生きるシングルマザーと思春期を迎えたその娘が父親についての母に追求することから始まる再生と希望を描き、2006年ベルリン国際映画祭金熊賞、平和映画賞を受賞した。『サラエボの花』は、ボスニア紛争から10数年を経て、女性監督ヤスミラ・ジュバニッチ監督が制作した作品。ボスニアの街で忘れたい戦争の傷に苦しみながらも生きるシングルマザーと思春期を迎えたその娘が父親についての母に追求することから始まる再生と希望を描き、2006年ベルリン国際映画祭金熊賞、平和映画賞を受賞した。
上映時間は、14日〜20日が12時50分、午後5時40分、21日〜27日が午前10時、午後3時、午後7時30分。
チケットはいずれも一般1500円、大学・専門学校学生1200円、シニア・障害者・付き添い・アルテリオ・シネマ会員は1000円、高校生以下800円。問い合わせは電話044(
955)0107川崎市アートセンター。

2008-06-13 in 02)イベント・催事, 05)歴史, 07)文化・芸術, b) 川崎市のニュース, b1) 川崎市麻生区 | Permalink

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