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2022年8 月31日 (水曜日)
狛江市の多摩川で灯ろうまつり : 江戸後期からの夏の風物詩、約450基が河原を照らす
狛江多摩川灯ろうまつり(多摩川灯ろうまつり実行委員会主催、狛江市観光協会後援)が8月25日、多摩水道橋下流の狛江市側河川敷で3年ぶりに催され、訪れた家族連れなどが河川敷に並べられた約450基の灯ろうを見つめたり、カメラやスマホで写真やビデオを撮ったりしていた。
写真右=多摩川河川敷に並んだ灯ろう
灯ろうまつりは、狛江で江戸時代後期から狛江(市)仏教会が行っていたと伝わる「川施餓鬼」の行事を、世界平和と環境保全を願って2005年から同市内の6つの寺院関係者とボランティアの市民が実行委員会を結成して運営を行い、夏の風物詩として親しまれている。以前は屋形船に積んで川に流していたが、屋形船がなくなったため2018年から河川敷に並べてろうそくの火をともす現在の方式に変わり、名所も「灯ろうまつり」に変更した。
新型コロナウイルス感染症と水害による河川敷工事などの影響で2年間中断していたが、ことし復活。事前に寺などに申し込んだ数は例年より少ない315基だったが、会場の受け付けには灯ろうを申し込む人の列ができ、例年を上回る申し込みがあった。なかには「ふるさとに帰れないので、ここで供養したい」と話す人や、10人ほどのグループで申し込むフィリピンの人もあり、主催者を喜ばせた。また、申し込んだ人たちは、自分の灯ろうを探して記念写真を撮ったり、わが子と灯ろうを写真に撮る若い夫婦もいた。
会場では18時30分から約30分にわたって読経が行われ、法要会場のテント前には人々が静かに焼香して、故人の冥福を祈っていた。当初は7時終了の予定だったが、予想以上の人出でにぎわいをみせたため終了時間を約30分延長した。
2022-08-31 in 02)イベント・催事, 09)市民活動, a) 狛江市のニュース, 宗教 | Permalink