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2018年7 月14日 (土曜日)
狛江市長選の候補予定者2人を招き公開討論会:予想超える高い関心、セクハラ問題や政策訴え
7月15日に告示される狛江市長選挙の立候補予定者を招いた公開討論会が12日夜、狛江エコルマホール6階展示・多目的室で催された。出馬を表明している狛江市議会議員の田中智子氏(60)と前副市長で会社役員の松原俊雄氏(66)(立候補表明順)の2人が出席、会場には2人の支持者や市民ら約170人が参加、主張や政策に聴き入っていた。
写真=○×質問に答える(左から)田中智子氏と松原俊雄氏
今回の市長選は、高橋都彦前市長が自らのセクハラ疑惑による市政の混乱に幕を引く形で「一身上の都合」を理由に6月4日付けで辞任したために実施され、22日に投票される。
セクハラについて、田中氏は「人権侵害と思い(超党派の女性議員と)追及してきた。4年間、隠されたきたことを申し訳なく思う。人権が守られる街にするために、(今回の問題を)第三者委員会を組織して検証し、公表できるようにしたい」とこれまでの取り組みなどを交じえて主張した。松原氏は「(セクハラは)人間の尊厳を傷つけるもので断じて許されない。今回はセクハラにとどまらず、パワハラにもつながっている。庁内の動揺の沈静化が必要で、市政の信頼を取り戻し、(職員内部の問題だけではなく人権を守るため)先進的な取り組みを行う新たな条例を市民参加で策定したい」と訴えた。
討論に先立ち市政に取り組む重点項目として、田中氏は「人権と暮らしを守り、信頼を取り戻す」とした上で「災害死者、待機児、孤立死」の3つのゼロをあげた。松原氏は38年間、狛江市に勤めた行政マンとしての実績を披露した上で、「情報公開、市民参加と協働を原点に、人に優しいまちづくりをする」と話した。
続いて2人は、防災、地域振興、社会保障などについて考え方を披露。健康状態や市のゆるキャラなど19項目について○×質問も行われた。会場の参加者の質問に答えるコーナーなどもあり、公開討論は約1時間45分に及んだ。
討論会は狛江青年会議所(長島理理事長)が、市民に身近な政治に関心を持ち、投票の参考にしてもらおうと催したもので、駒澤大学法学部政治学科准教授の逢坂巌さんがコーディネーターを務めた。
候補者がそろうのが遅くなったため、告示日直前の開催となり、市民の参加が心配されたが、主催者の予想を超える反応で、当日参加できなかった人にも投票の参考にしてもらうため、内容を両陣営に確認後、YouTubeなどで公開する予定という。
2018-07-14 in 02)イベント・催事, 06)政治, 09)市民活動, a) 狛江市のニュース | Permalink