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2016年7 月16日 (土曜日)
J1・川崎フロンターレがアルビレックス新潟に3対2 : 終了間際にヒールパスで逆転
明治安田生命J1セカンド(2nd)ステージ第3節の9試合が7月13日に行われ、川崎フロンターレは川崎市中原区の等々力陸上競技場でアルビレックス新潟と対戦した。川崎Fは先制を許したが直ぐに追いつき点を奪い合うシーソーゲームの末、終了間際の90+4分にFW小林悠(#11)がヒールパスで貴重な勝ち越しゴールを決め、3対2と劇的な逆転勝利を手に入れて2nd1位とともに年間1位をキープした。
写真(撮影 : 桑山輝明、安永能美)=38分、MF大島僚太(#10)の同点ゴールを祝福する川崎Fイレブン
暑さの中での3連戦の中日、2ndステージ2連勝の川崎Fは初のホームゲームで、チームの連勝記録を伸ばしたいところ。一方の新潟は、2ndステージの初勝利を目指す。
ウィークデーだったが、7月1日の川崎市制記念日にちなみ市制記念試合として市民1,000組2,000人が招待され、競技場にはこの日行われた9試合のうち一番多い14,432人が来場した。
川崎Fは、前節負傷退場した司令塔の中村憲剛(#14)が欠場、代わりにMF三好康児(#26)が先発出場、FW大久保嘉人(#13)がキャプテンマークを付けた。
試合は、開始直後に新潟が積極的に攻撃を仕掛け、その後川崎Fがサイド攻撃から何度かチャンスをつくるものの、新潟の堅いプレスとGKの好セーブに阻まれゴールネットを揺らすことができなかった。そんな中、最初にゴールネットを揺らしたのは新潟で、35分にMF野津田岳人(#37)が強烈なショートで先制した。しかし川崎Fは新潟サポーターの喜びの余韻を消すかのように直後の38分にMF大島僚太(#10)がミドルショートで試合を振り出しに戻した。その後互いにチャンスを作りながらも前半を1対1で折り返した。
新潟はハーフタイムにFW指宿洋史(#11)を下げ、FWラファエル シルバ(#10)を投入し攻撃が活性化、一進一退の攻防が続いた。65分、川崎F大島のパスが主審に当たりラファエル シルバの足下にころがり、ラファエル シルバが前戦にパスを送り走り込んだMFレオ シルバ(#10)に逆転ゴールを許した。
ホームで負けられない川崎FはDF車屋伸太郎(#20)がサイドから何度も攻撃を仕掛けチャンスを作るが、相手の堅守に阻まれ追いつけない状態が続いた。しかし84分、ペナルティエリア内で小林が放ったシュートを相手DFがクリアミスして(写真右)オウンゴールで再び同点に追いつくと、川崎サポーターの応援ボルテージが一段と上がった。その声に押され川崎Fが猛攻を繰り返す。
4分のロスタイムが表示されこのまま引き分けかと思われたが、車屋の放ったセンタリングのチャンスで新潟ゴール前が混戦となりオフサイド判定となりそうな微妙な位置にいた小林の放ったヒールパスがゴールに吸い込まれ、劇的な逆転劇で勝利をもぎ取った。
この試合前には、リオディジャネイロオリンピックに選出されたU23日本代表の大島とMF原川力(#15)に福田紀彦川崎市長から花束が贈られた。またハーフタイムには、市制記念試合恒例の西城秀樹さんとダンスチーム「フロンタールズ」による「YMCA」ショーが行われた。
川崎Fの次のホームゲームは7月23日18時30分からFC東京と対戦する。第28回多摩川クラシコとなるこの試合は、7月29日公開予定の映画「シン・ゴジラ」に関するイベントなどが行われる。
2016-07-16 in 02)イベント・催事, b) 川崎市のニュース, b5) 川崎市中原区, i)神奈川県, スポーツ | Permalink