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2016年2 月22日 (月曜日)
Jリーグが2月27日の開幕前にプレスカンファレンス : 全53チームの選手が勢揃い
明治安田Jリーグの開幕を前に2月18日に港区のホテルで報道関係者などに今季のリーグの考え方などを披露する「Jリーグプレスカンファレンス」が開かれ、J1、J2、J3の全53チームの選手らが参加、ことしの抱負などを披露した。
写真=J1各チームの選手と挨拶する村井満チェアマン
グランドプリンスホテル新高輪で行われたカンファレンスは、村井満チェアマンの挨拶と選手の記念写真、各クラブのプレゼンテーションの2部形式で開かれた。
舞台付きの広間で行われた1部は、村井チェアマンが「ことしは鹿児島ユナイテッドFCを加え全国36都道府県53クラブで開幕します。リーグ戦は2月27日に開幕、カップ戦は四半世紀におよぶギネス最長記録登録を持つヤマザキナビスコカップとして継続します。昨年サンフレッチェ広島がクラブワールドカップで世界3位ということになりましたが、その上を狙い4クラブがアジアチャンピオンリーグを戦います。まずはアジアチャンピオンを奪還し、国内開催に臨みたいと考えています。昨年J1は2ステージにして、チャンピオンシップという新たな大会に臨み試行錯誤しながら戦いました。その結果、開始15分の得点が前年より10%増え、最後まで諦めないというサッカーを展開し逆転による勝利が20%増えました。最初から最後まであきらめず常にゴールを狙っていくというファンサポーターを魅了するサッカーで、入場数が初めて1千万人を超えました。
ことしはリオデジャネイロオリンピックがありU23の戦績に期待したいところです。Jリーグではこうした若手世代U23のチームを3クラブがほかJ3に参戦させ出場機会を作っていくほかサテライトリーグを復活させることで他のクラブも若手の出場機会をどんどん増やして育成に注力していく。育成システムについてクラブの評価格付けをJ1J2で行い世界に比較する試みもチャレンジします。タフで激しくてスピーディーそしてフェアなサッカーを続けていこうと(2012シーズンから続ける)プラスクオリティプロジェクトに取り組んでいくつもりです」などとことしの取り組みを紹介した。
続いて試合効率の向上の取り組みとなるプラスクオリティプロジェクト推進の具体的な事項「簡単に倒れないまた倒れても笛が鳴るまでプレーをやめない。リスタートを早くする。選手交代を早くする。意義・遅延はゼロをめざす」などと書かれたJリーグ憲章に、全選手を代表して広島の青山敏弘選手とチェアマンがサインを交わした(写真左中)。
舞台では川崎フロンターレのFW谷口彰悟、FC東京のMF水沼宏太らJ1各チーム代表選手が開幕戦の相手と左右から同時に登場して握手。開幕の注目カードのサンフレチェ広島×川崎Fとガンバ広島×鹿島アントラーズ、ACL出場チームの選手にメディア代表記者からインタビューが行われた。川崎Fの谷口選手は「昨シーズンの優勝チームと開幕戦で戦えるのは非常にうれしい。うちは相手をしっかりたたいて逆に勢いにのっていきたい」と話した(写真右中)。青山選手は「いいスタイルを持った2つのチームなので、特に佐藤寿人さんと大久保嘉人さんのどちらが点を取るかが皆さんの注目だと思うが、2人とも点を取ってもらって最後はうちが決めれば大満足な開幕戦となる」と余裕の発言に対し谷口選手は「嘉人さんが点を入れるとうちがノルのでぜひ開幕戦から飛ばしてもらいたい」と応酬、対戦への期待感を盛り上げた。その後J1・J2の全選手とダービーマッチ参加チームごとの記念撮影などを行った。
別室で行われた2部は、開幕戦の対戦相手同士で隣り合わせのブースを設置。各クラブは、イヤーブックや資料を置いてクラブと地域をPRし、監督と選手が報道各社の取材に応じていた。
川崎Fの谷口選手は「カンファレンスは初めて参加し、シーズンが始まると身が引き締まる感じがした。ことしはクラブ20年の節目でタイトルを獲りたいので、初戦に勝ちスタートダッシュしたい」と話した。
FC町田ゼルビアの鈴木崇文選手はセレッソ大阪の柿谷曜一朗選手と握手し(写真右下)「ぼくたちは一番最後に昇格した22番目のチーム。相手はJ1の経験もある実績のあるチームで名前の通った選手もいるが、シーズンが始まったばかりでつけ込むチャンスもあると思うので、チーム一丸となって戦いたい」と気を引き締めていた。
昨年まではカンファレンスは全チームの監督も参加したが今回は昇格チームや優勝チームなど7チームの監督だけになったが、Jリーグの広報は「今シーズンは開幕が例年より1週間ほど速いためまだ遠方でキャンプ中のところもあるため」と説明した。
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