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2015年3 月16日 (月曜日)
J3・町田ゼルビアが長野パルセイロにスコアレスドロー : ホーム開幕を飾れず
明治安田生命J3が3月15日に開幕した。今季は新たに1チームが加わり13チームで11月23日(39節)までに3回対戦する。チーム数が奇数のため、各チームとも試合のない節がありトータルでは昨年よりも3試合増える。
J3優勝を目指すFC町田ゼルビアは、町田市野津田の町田市立陸上競技場にライバルAC長野パルセイロを迎えて対戦した。町田は終始相手を支配したが長野の最終ラインを崩せずスコアレスドローに終わり、ホーム開幕戦を勝利で飾ることができず、6位でリーグ戦をスタートした。
写真=後半、ゴール前で町田の攻撃を防ぐ長野(撮影 : 一部を除きすべて山本真人)
長野は昨シーズン2位、町田は3位で両者の勝ち点差はわずかに1、今季はともに昇格をめざしており、開幕戦屈指の好カード。競技場には、開幕を待ちわびた町田サポーターはもちろんのこと長野からもバス7台で来場、昨年の開幕戦を約3,200人上回り過去2番目に多い7,803人の観客が集まり、試合前から熱心な応援合戦を繰り広げていた。
町田はボランチに同市出身のMF土岐田洸平(#10)、左サイドバックにDF松本怜大(#19)、2トップの1人にFW宮崎泰右(#18)といずれも上のカテゴリー経験を持つ今季加入の選手をスタメン起用、他の8人は昨年のレギュラー選手だった。一方長野は、チームの得点源のF宇野沢祐次(#10)ら3選手をけがで欠く苦しいメンバー編成だ。
試合は、1分に町田DF星野悟(#2)のミドルシュートがバーの上をかすめるなど攻撃的な展開で始まりリズムをつかんだが、互いに負けられない気持ちが強くしだいに守備陣が踏ん張る試合運びとなった。前半終了近くの39分にペナルティーエリアに入った土岐田のパスがゴール前に詰めていたMF遠藤敬祐(#8)に渡る決定的なチャンスを迎えたものの、遠藤のシュートはバーをかすめ、前半を0対0で折り返した。
後半も流れは変わらず、ロングボールを多用し中盤でボールを奪い合うかたちになりチャンスがなかなか訪れない時間帯が続いた。町田は70分過ぎに、ペナルティーエリア前の好位置でフリーキックのチャンスを得、MF鈴木崇文(#17)からのパスを昨季J3得点王のFW鈴木孝司(#9)がシュート、その跳ね返りを再びシュートするが相手守備陣の好守でゴールを割れなかった。
町田は流れを変えるため56分に宮崎からFW重松健太郎(#39)、83分には遠藤からFW久木野聡(#38)に変えた。表示された3分のアディショナルタイムの終了間際に、鈴木孝司がゴールネットを揺らし町田サポーターをこの日一番沸かしたが、オフサイドの判定で無得点で試合を終えた。
試合後の会見で、長野の美濃部直吉監督は「開幕戦でどちらも勝ちたい気持ちが強く、特に町田はホームなので余計そうだと思うが、うちはけが人などいろいろな状況のなかで勝ち点1は悪くない。点が取れる要素がほとんどなく守備が良く守った」と評価した。
一方、町田の相馬直樹監督は「昨年苦渋をなめた長野を迎え、たくさんのサポーターが集まってくれたことに感謝したい。開幕の硬さもあって拮抗した試合となったが、選手たちはチャレンジする姿勢を見せてくれた。しかし勝ち点3を取るには足りない何かを、この段階で埋め切れなかったことも事実かなと思います。ただ、次につながるゲームはできたが今日の勝ち点1をつなげるためにも、どうすれば(ことしのスローガンの)+1を達成できるか、勝ち点3を手繰り寄せるためには何が必要か、選手たちと考えながら第2節(YS横浜戦)に向けての準備を進めたい」と反省した。
この日はホーム開幕で恒例のキックオフセレモニーには、石阪丈一町田市長とゲストに町田のMF大竹隆人選手(#13)のいとこでタレントのIMALUさん、劇団マチダックスを主宰する俳優の渡辺裕太さんと迎え、町田側ゴールで石坂市長がパスをつないでゴールを決めた。また試合前には、競技場に隣接する広場に設けられた仮設舞台のZ劇場で、IMALUさん、渡辺さんのトークショー、町田市出身のラッパーKEN THE 390さんのライブパフォーマンスも行われ、試合を待つサポーターを楽しませていた。
次のホーム試合は、3月29日14時からでブラウブリッツ秋田と対戦する。
2015-03-16 in 02)イベント・催事, c)町田市, スポーツ, 音楽 | Permalink