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2015年2 月 9日 (月曜日)
FC町田ゼルビアが新体制を発表 : 継続力を生かしJ2昇格を目指す
J3に所属するFC町田ゼルビアが1月31日、町田市の玉川学園講堂で2015年のチーム方針や新加入選手紹介、ユニフォーム、キャッチ・フレーズなどの新体制を発表し、約500人のサポーターを前に、2年目の継続力の強みを発揮してJ3優勝とJ2昇格を誓った。
写真(撮影 : すべて山本真人)=サポーターとともに記念撮影
同クラブは、2011年からサポーターを招待して新体制を発表しており、会場にはレプリカユニフォームやチームグッズを身につけ、カメラを持った熱心なサポーターで熱気にあふれた。
発表会には、下平浩之社長、守屋実相談役らチーム首脳と相馬直樹新監督、コーチングスタッフ、全選手25人とスポンサーらが出席した。
はじめに下川社長が「昨シーズ3位という結果に終わりました。忘れてはいけないのは、長野に勝ち点1足りなくてJ2入れ替え戦に出られなかったことではなく、勝ち点7足りず金沢に追いつけなかったことです。その悔しさを持ってことしは戦う。8人の新しい選手とここにいる33人の選手・スタッフとともにJ3で必ず優勝してJ2に復帰することだけを考えていく」と力強く宣言した。
続いて、来賓を代表して有金浩一町田市副市長が「市としては、グランドコンディションをしっかり保つことが役目。それとともに、市民とサポーターの皆様としっかりと応援して盛り上げていきたい。特に開幕戦は、対AC長野パルセイロという宿敵の対戦で天王山いう気持ちでわれわれもしっかり応援していきます。3月15日は野津田競技場を15,000人満員にしていきたい」とエールを送った。
その後、丸山竜平強化部長が「本年度も相馬監督に指揮をとっていただき、我々は久々に2年目の継続力が強みとなる編成になった」と前置きした後「ことしは8人の選手の加入でより危機感を持ち日々トレーニングに励みでくれる」と説明、「町田は少年サッカーの街で、われわれは子供たちにゼルビアの青いユニフォームを着てプレーしたいという夢を示さねばならない。普段の行動・言動からしっかり取り組んでピッチですばらしいものを見せて野津田を満員にするような雰囲気の中でプレーしたい。すばらしサポーターの力を借りてシーズン終了後には皆さんとともに喜びを分かち合いたい」とチーム編成の方針を説明した。
相馬直樹監督は、昨年は目標だった昇格を達成できなかった途中での失速の原因として「今やるべきこと、その時やるべきことを見失ってしまったかなように感じていた。そういった中、苦しい状況にまでなってしまい、ようやく皆さん後押しのお陰もあり最後4試合に本当に一体感を持って駆け抜けて少し我々らしさを取り戻したそういった形で終わることができたのは良かったのですが、今シーズンどう向かっていくべきかはそこにつきると思う」と振り返った。そして「すべて天王山だと思わないとJ3リーグは勝ち抜けない。優勝に向かってどう戦っていくかは、いまやれることを一つ一つことを、目の前にある試合、日々のトレーニングを大切にしていく。ぜひみなさんの後押しをお借りして、ことしこそは優勝そして昇格を手にし、満員の競技場でプレーして優勝をみなさんに見せたい」などと決意を語った。
その後、新加入の内藤圭佑(ないとう・けいすけ/27歳/GK/背番号1/全所属クラブ=ザスパクサツ群馬)、増田繁人(ますだ・しげと/22歳/DF/15/大分トリニータ)、松本怜大(まつもと・りょうた/24歳/DF/19/コンサドーレ札幌)、土岐田洸平(ときた・こうへい/28歳/MF/10/大分トリニータ)、宮崎泰右(みやざき・たいすけ/22歳/MF/18/ザスパクサツ群馬)、イ・ミンス(23歳/MF/24/栃木SC)、中村祐也 (なかむら・ゆうや/28歳/FW/11/湘南ベルマーレ)、戸島章(としま・あきら/23歳/FW/23/ジェフユナイテッド千葉)の8選手を紹介。各選手は「昇格のために力を尽くします」など一言ずつあいさつした。
続いて守屋実相談役が今シーズンのキャッチフレーズ「+1 〜熱き想いとトモニ」を発表し、「昨シーズンを反省し、スタッフ、選手、サポーターなどゼルビアファミリーのみんなが少しずつ努力をして昇格を勝ち取ることを込めた」と説明した。
また新背番号と新ユニフォームが披露され、ことしから、姓が同じ選手などは名前で表記がされることなどが発表された。また、今シーズンからクラブゼルビスタジュニアゼルビー会員が高校生までに引き上げられることやホーム試合で催されるゼルビーランドに新たなゼルビーのエア遊具のお目見えすることなどの説明もあった。
オープニングには、玉川大学ダンスドリルチーム「JULIAS」10人がチアダンスを披露、ポンポンで「ゼルビアVがんばれ」の文字を示し拍手を集めた。
発表後の囲み取材で、昨季キャプテンだった李漢宰選手は「チャレンジャーとしててっぺんを目指して戦う姿を見せたい。誰ひとりレギュラーとして約束されていないので、1日1日を大切にし平常心で変わらずやり続けることが大切」と引き締まった表情で話した。J3の得点王の鈴木孝司選手は「練習生として拾ってもらったがまだクラブに何も残していない。一番必要としてくれたところで昇格したい」とチームに残った理由を話し「昨年は、第3クールで相手がそれまでと違うことをやってきたのでそこで対応できるよう得点パターンを増やしたい」と意気込みを語った。
相馬監督は「同じ相手と3回と戦うのは、どこかマンネリとなりがちで難しい。フラットな気持ちでハングリーさを出すことが必要」とリーグの難しさを語り、「8人とも即戦力となる上のリーグからの加入で、自分の存在感を示したいという意気込みを感じている。まずは、チームとしてのマインドやコミュニケーションを一致させることが一番で、それからチームとしてさらに前に進められるようにしたい。昨シーズンのスタメンデモこってくれた選手の力は大きいが、彼らが安泰ではなく底を超えたいという選手が出てくることを期待し、シーズン中に戦力に凹凸がでないようチーム力を維持して目標を達成したい」と話した。
2015-02-09 in 02)イベント・催事, c)町田市, h)東京都, スポーツ | Permalink