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2014年7 月13日 (日曜日)
狛江古代カップ多摩川いかだレース:自作のいかだ80艇が川下り、チーム・ラフティーのV13阻みハートフルおやじファミリー号が初優勝、ビアガーデンも初開催
狛江市の夏の名物行事「狛江古代カップ第24回多摩川いかだレース」(いかだレース実行委員会主催)が7月13日に催され、市内や多摩川流域などからいかだ80艇が参加、趣向をこらした手作りのいかだで川下りに汗を流した。タイムレース部門では、12連覇中のチーム・ラフティーを破ってハートフルおやじファミリー号が初優勝を飾った。
写真=チーム・ラフティー(右)の連覇を阻んで優勝したハートフルおやじファミリー号(左)(撮影・小野ルタ海月、角田珠子、本紙)
このレースは多摩川に親しみ、他の地域の人と交流しようと催されているもので、狛江市のほか、多摩川流域の調布市、稲城市、世田谷区、川崎市、山梨県小菅村をはじめ、新潟県長岡市、南アルプスなど遠方からも多くのチームが参加する多摩川流域最大規模のいかだレース。ことしは昨年より5艇少ない81チームがエントリーした。
レースは西河原公園先の通称五本松をスタート、1.3km先の宿河原堰手前までのコースを下り、所要タイムやいかだのできばえ、アイデアなどの企画を競った。
10時から5〜7艇ずつ12グループに分かれてスタート。いかだのなかには、アニメ画「アナと雪の女王」に登場する氷の城をはじめ、生の野菜をあしらった丼、招き猫、 カモノハシをイメージしたゆるキャラ、家や車などアイデアに富んだものもあった。仮装をするチームも多く、ワニや狛江市の「子育てねっと」のキャラクター枝豆王子などの仮装をしたり、シャボン玉を飛ばしたり、いかだをステージにして歌や踊りのパフォーマンスを披露するチームも見られ、観客から声援や拍手が送られていた。同市にある私立慶岸寺幼稚園の閉園を惜しんで園児の保護者や卒園者などが作ったいかだも注目を集めていた。
川の水量が豊富で流れも速いため、転覆するいかだもあり、岸辺に詰めかけた観客から笑いが上がっていた。
タイム部門では、最終レースにV13をめざすチーム・ラフティー、昨年3秒差で2位になったハートフルおやじファミリー号が登場、それまでとは違って緊迫したレースがくり広げられた。結果は、ハートフルおやじファミリー号が川の流れをうまくとらえて先頭に立ち、昨年を57秒上回る10分6秒で念願の初優勝を果たした。
ハートフルおやじファミリー号の関谷勉さんらメンバーは「優勝するためにいかだを作り直したり、練習に励むなどしてようやく念願を達成でき、すごくうれしい」と喜んでいた。
企画部門では、大きな招き猫のいかだで注目を集めた東京土建多摩西部支部青年部が最優秀企画賞を獲得した。
初開催のビアガーデンに人気
ゴール地点の表彰式会場では、FC東京のキックターゲットなどのアトラクションや焼きそばやお好み焼きなどを売る出店などのテントが並び、長い列ができていた。
また、ことし初めてビアガーデンが開設され、人気を集めた。ビールに加え、同市特産の枝豆をおつまみに提供、用意された約300食は開始から1時間ほどで売り切れた。パラソルの下でイスに腰かけ、特産の枝豆を食べながらのんびりとジョッキを傾ける人や、狛江市GAP研究会の農家が用意した野菜の即売、枝豆で作った発泡酒「こまえ〜る」を買い求める人の姿がめだった。
この日は、レース参加者のため特別にバーベキューが解禁され、仲間と川風に吹かれながら焼き肉などに舌鼓を打ち、健闘をたたえ合っていた。
●いかだレースの結果
レース部門
▽一般=優勝 ハートフルおやじファミリー号(10分06秒)、2位 鶴見川育成会(10分39秒)、3位 チーム・ラフティー(10分41秒)
▽レディース・ジュニア=優勝 狛江六小おやじーず(15分34秒)、2位 プリプリカンティプール(16分30秒)、3位 稲六ボーイズ(17分46秒)
▽学生=優勝 ボーイスカウト狛江第1団ボーイ隊(17分12秒)
企画部門
最優秀賞=東京土建多摩西部支部青年部、優秀企画賞=狛江市商工会、企画賞=ごだいばし号、狛江六小いかだファイターズA、狛江六小いかだファイターズB、狛江六小いかだファイターズZ、フレンズ、狛江市長賞(審査員特別賞)=みずほ銀行狛江支店真心しすたぁず、狛江市国際交流協会、ジャックポット、狛江消防署長賞=駄倉町会青年部、調布警察署長賞=城南信ちゃんドリーム号、多摩区観光協会賞=カンティプール号
2014-07-13 in 01) 自然・環境, 02)イベント・催事, a) 狛江市のニュース | Permalink