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2012年11 月16日 (金曜日)

川崎市文化賞などに江頭秀夫さんら6氏1団体 : 11月8日に中原区で贈呈式

121108bunkasyo01川崎市の第41回文化賞・社会功労賞などに、川崎市退職校長会副会長の江頭秀夫さん、専修大学体育会サッカー部ら6氏1団体が選ばれ、11月8日に中原区の川崎市国際交流センターホールで催された贈呈式で、阿部孝夫川崎市長が各受賞者に賞状と記念品などを手渡した。

写真=文化賞などを受賞した(右から)江頭秀夫さん、和田あき子さん、萩原保夫さん、阿部孝夫川崎市長、間瀬実さん、源平貴久専修大学サッカー部監督、垣内悠希さん(代理)、毛利文香さん

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賞を読み上げる阿部市長と受賞の専修大学サッカー部
受賞者は、文化賞に江頭秀夫さん(74歳・横浜市青葉区)、かわさき市民アカデミー学長でロシア文学研究者・和田あき子さん(73歳・ 東京都練馬区)、社会功労賞に川崎市民生委員児童委員協議会顧問・萩原保夫さん(79歳・川崎市幸区)、社団法人川崎市薬剤師会会長・間瀬実さん(72歳・川崎区)、スポーツ賞に専修大学体育会サッカー部(多摩区)、アゼリア輝賞に指揮者・垣内悠希さん(34歳・オーストリア ウィーン、代理出席)、ヴァイオリニストで洗足学園高等学校3年・毛利文香さん(18歳・横浜市南区)。

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受賞者を代表して挨拶する江頭さん
今回の贈呈とは別に
9月に、川崎市内のスイミングクラブに所属しロンドンオリンピック競泳男子200m平泳ぎで銅メダルを獲得した立石諒(たていし・りょう)さんと、2012年度全国高等学校総合体育大会で初優勝を果たした川崎市立橘高等学校女子バレーボール部(19年連続、20回目の出場)に川崎市スポーツ特別賞を贈呈している。橘高校バレー部は、19年連続20回目の出場で市立高等学校の優勝は全国でも初の快挙だった。

受賞理由(敬称略)

文化賞
☆江頭秀夫=えがしら・ひでお(文化活動)
〜地域の中の学校づくりなど幅広い文化活動で活躍〜
1960年に川崎市立西中原中学校に勤務して以来、川崎市ふれあい館初代館長、教育委員会指導主事などを歴任、副校長時代に地域教育会議を全国で初めて設立するなど地域のなかの学校作りの基礎を構築、学校教育・社会教育・行政と様々な方面で貢献した。
1993年に「21世紀川崎教育フォーラム」を設立、2000年に発足した「読書のまち・かわさき事業推進委員会」の会長を勤めるなど、広く市民を対象とした教育活動に継続的に取り組んでおり、川崎市と富川市の図書館交流を進め、日韓両市の幅広い活動を展開している。2011年には、昭和とともに歩み発展してきた川崎市の写真アルバム「川崎市の昭和』を監修・発刊した。


☆和田あき子=わだ・あきこ(文化活動)
〜NPO法人かわさき市民アカデミー設立に尽力〜
1993年の市民アカデミー創設以降、今日に至るまでアカデミーの組織作りから運営に取り組み、20年の実績を重ねきた。アカデミー創設期には、専門分野である文学・歴史において、川崎市ゆかりの人々を多く取り上げ、かわさき市民アカデミーの「地域の人材の多様な能力を生かす」という基本方針の実現に意を注ぎ、アカデミーカリキュラムの充実に尽力した。
NPO法人かわさき市民アカデミー設立後は、学長としてNPOと生涯学習財団双方の架け橋として、アカデミー運営に情熱を注ぎ、全国に誇れる市民の学びの場の発展に貢献した。

社会功労賞
☆萩原保夫=はぎわら・やすお(社会福祉
〜地域の福祉向上に尽力〜
1979年に民生委員に就任以来、30年以上にわたり民生委員児童委員を歴任、地域の福祉向上に尽力した。民生委員児童委員としては、地域の障害者やその家族からの相談を受け、養護学校卒業後の障害者の就労の場、社会参加を目指した地域作業所の設立に奔走、1983年に小規模作業訓練会「すずらんの家」の開所に多大な貢献をした。
川崎市民生委員児童委員協議会会長・川崎市社会福祉協議会副会長などを歴任、現在も高齢者・障害者施設等に関わり地域福祉の推進に貢献してる。

☆間瀬実=ませ・まこと(保健衛生)
〜市民の健康生活維持に貢献〜
社団法人川崎市薬剤師会会長として、川崎市の多数の行政委員会、協議議会及び審議会等の委員、役員を務め積極的に行政施策に参画し、大きく貢献。
1975年に川崎市学校薬剤師に委嘱されて以来、担当校の環境衛生管理検査及び調査を意欲的に実施し、施設の改善と生徒・児童の健康維持に専心するとともに、薬物乱用防止キャンペーンを積極的に行い、青少年の健全育成に努めている。
東日本大震災の際には、速やかに被災地に義援金及び災害用緊急医薬品セットの支援を行い、被災地へ薬剤師の派遣を実施した。


スポーツ賞
☆専修大学体育会サッカー部スポーツ実践
〜第60回全日本大学サッカー選手権大会初出場・初優勝〜
1962年創部。部員数126人(2012年5月現在)。2005年関東大学リーグ1部昇格を果たした。その後は1部リーグと2部リーグを繰り返していたが、2010年度に1部リーグに昇格、2011年度の第85回関東大学サッカー1部リーグ戦で初優勝、第60回全日本大学サッカー選手権大会においては初出場・初優勝を果たし、見事2冠を達成した。
専大サッカー部は専用グラウンドを持たず、大人数の部員を抱えるなかでスポーツと学業の両立を目指し、限られた時間と環境の中、高い目標を持ち続けた選手と指導者の情熱が結実して達成した栄冠といえる。監督は、元川崎フロンターレFW選手だった源平貴久さん。


アゼリア輝賞
☆垣内悠希=かきうち・ゆうき芸術
〜ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝〜
6歳からピアノを始め。14歳で指揮の勉強を始めた。東京芸術大学音楽学部楽理科卒業後、2001年にウィーンに渡り、ウィーン国立音楽大学の指揮科を経て同大学院を卒業。 レオポルト・ハーガー、小津征爾氏などに師事、2006年ルーマニア・ブラショフの管弦楽団を指揮して欧州デビュー、2011年9月に若手指揮者の登竜門として知られるブザンソン国際指揮者コンクールで優勝、その後もヨーロッパ、ロシア、日本各国のオーケストラから招聘されて活躍している。川崎市出身の指揮者であり、フェスタサマーミューザKAWASAKI2012で、東京都交響楽団公演客演指揮するなど、様々な場面で今後とも「音楽のまち・かわさき」の推進への貢献が期待される。

☆毛利文香=もうり・ふみか芸術
〜第8回ソウル国際音楽コンクールで優勝〜
3歳よりヴァイオリンを始め、2010年に日本における最も伝統ある音楽コンクールである「日本音楽コンクール」で第3位に入賞、2011年にはミュージック アカデミーinみやざきにて優秀賞、いしかわミュージック アカデミーにてIMA音楽賞受賞した。
2012年には国際コンクールへの初挑戦となる「ソウル国際音楽コンクール」において、世界17か国、76人の出場者の中で日本人初、最年少で優勝した。今回の優勝を機に今後はヨーロッパなど、より大きな世界のコンクールへも出場を目指されており、これからも世界における活躍が期待される。

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