J2・FC町田ゼルビアが松本山雅FCに0対3で完敗 : 再び最下位に転落

J2第33節の11試合が9月14日に一斉に行われ、FC町田ゼルビアはアウェイの長野県松本平広域公園総合競技場(松本市）で松本山雅FCと対戦、0対3で完封負けに終わり最下位に後退した。

写真（撮影 : いずれも山本真人）＝松本ゴールに攻めるFW北井佑季#19

24分、松本の先制ゴール

ことし昇格したチーム同士の2回目の対戦。JFL時代はJ2昇格を目指すライバルとして競い合い、昇格時は町田の方が成績は上だった。しかし、前節終了時点の成績は松本が14位、町田は21位と低迷している。町田のホーム試合では松本が勝利しており、町田としては同一チームに連敗は避けたいところ。一方松本は、この試合に備え天皇杯第2日程の町田の試合を反町康治監督自ら観戦、対戦相手の攻略法を練ったという。
試合は、その観戦が功を奏してか、松本が立ち上がりから縦に長いボールを入れて町田ゴールを襲い、コーナーキックのチャンスから24分に先制点を奪った。先攻された町田は、より攻撃的な布陣へ切り替えるため38分にMFコリン マーシャル#26からMF幸野志有人#33に、ハーフタイムには負傷明けのFW平本一樹#25に替え、JFL時代から松本に強いFW勝又慶典#7を投入、松本陣内に攻め込んだ。
しかし、次の得点を得たのは松本で、カウンターから64分にゴール、74分にもミドルシュートでだめ押しのゴールを奪った。町田は、後半チャンスをつかみかけたが、松本の堅い守りを崩せず、完封負けを喫した。