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2012年7 月 6日 (金曜日)

狛江市の矢野裕市長が退任:16年間過ごした市役所に笑顔で別れ 高橋・新市政は9日スタート

120706yanoretire03狛江市の矢野裕市長(65)が7月6日に退任、16年間市政の舵を取った市役所に別れを告げた。12時過ぎに見送りの職員ら数十人が待つ市役所正面玄関に姿を現した矢野市長には秘書広報課の女性職員からバラなどの花束が贈られた。市民など数十人も訪れ、花束などを手渡し「お疲れ様でした」などと声をかけて労をねぎらった。矢野市長はにこやかな笑顔で握手をかわした後、迎えの濃紺のワンボックスカーに乗り込み、手を振りながら市役所を後にした。

写真=幹部職員に見送られて市役所を去る矢野市長

120706yanoretire02これに先立って11時45分から特別会議室で幹部職員を前に別れの挨拶を行った(写真左)
矢野市長は「これまで16年間、突っ走ってきましたが、就任の年に生まれた子が高校生になっている長い時間であることを実感しています。その長い間、支えてくださった職員に感謝しています」「ここ数年に限っても安心安全のまちづくり、音楽の街、絵手紙、バーベキュー規制、待機児童などの事業に全身全霊で取り組んで数多くの成果をあげていただいた。こうした職員に囲まれて仕事ができた幸せをかみしめています。こうした成果を次へのステップアップにつなげていただきたい」「これから新しい市長を迎えますが、しっかりと支えていっていただきたい。そのさいに(1)清潔さ・公正さ(2)市民が主権者であることを念頭に置いた市民参加・市民協働・情報公開(3)社会的弱者への配慮の3つを原点として、新市政でもいかしていってほしい。狛江は市民の顔が見えるまちであり、職員が結束しやすいという小さな町としての良さをいかして、市民が愛着が持てるまちづくりを引き続き進めてください」「みなさんは各分野での専門家集団として、行政のプロフェッショナルとして市民の期待と信頼にこたえられるようにこれからも努めていただきたい。そして、どんなことがあっても後戻りはさせない、前に確実に進めていくように、それぞれの持ち場でがんばってください」などと時折、声を詰まらせながら約7分にわたって話した。
120706yanoretire01記者の質問に対し矢野市長は、今後について「これまで支えてくれた妻に6カ月間奉仕すると約束しており、とりあえず7月半ばから海外に出かけて休みます」と笑顔で話し、次期市長については「市民の信託を受けた方なので、高橋カラーを出して狛江市民のためにがんばっていただきたい。わたしもこれから一市民として見守っていきます」と話していた。

120706yanoretire04矢野市長は9日10時過ぎに新市長となる高橋都彦氏(60)に業務の引き継ぎを行う予定。
また、松原俊雄副市長(60)、本橋昇教育長(65)も近く退任する意向を固めている。

写真右下=花束を贈られる矢野市長
写真左下=市役所玄関前には多くの市民もかけつけた

2012-07-06 in 06)政治, 10)社会, a) 狛江市のニュース, h)東京都 | Permalink

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