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2011年10 月 1日 (土曜日)
川崎市制記念多摩川花火大会:秋の夜空に大輪の花4000発、21万4千人うっとり
川崎市高津区諏訪の二子橋下流の多摩川河川敷で10月1日、川崎市制記念多摩川花火大会(川崎市、川崎市観光協会、高津観光協会主催)が催され、家族連れなど約21万1千人(川崎側17万1千人、東京側4万人、主催者発表)が秋の空を彩る大輪の火の花を楽しんでいた。70回を迎えた今回は、東日本大震災の被災地の復興支援と、26年前の日航ジャンボ機事故で亡くなった川崎出身の歌手坂本九さんの生誕70年を記念して「九ちゃんと一緒に『がんばろう!日本』fromかわさき」をテーマに催された。
写真=打ち上げられた花火
この花火大会は、例年は8月に開かれていたが、東京電力福島第1発電所の原発事故による電力事情などを考慮し、異例の秋の開催となった。人出が心配されたが、涼しい秋風の吹く会場の河川敷には夕方には次々と見物客が訪れ、浴衣姿の若い女性も見られた。打ち上げ開始の18時ごろには広い会場がほぼ人波でうまった。
約40分間にわたってスターマインなど趣向を凝らした約 4000発が次々と夜空を彩ると、見物客からは歓声が上がった。大会恒例の川崎市提供のハナビリュージョンは、坂本九さんがテーマ。「上を向いて歩こう」「見上げてごらん夜の星を」などの九ちゃんのヒットメドレーに合わせて花火が8分間にわたって打ち上げられると、見物客からはひときわ大きな拍手が贈られていた。
会場では、東日本大震災の被災地の復興支援を目的として、被災地の宮城、岩手、福島3県の特産品などを販売する東北物産展や3県の民謡が披露され、人気を呼んでいた。
また、音楽ステージでは、妻の柏木由紀子さん、娘の大島花子さん、舞阪ゆき子さんによる音楽グループ「ママエセフィーユ」が九ちゃんの代表曲を披露、最後には阿部孝夫・川崎市長、斉藤文夫・市観光協会会長、大島明・高津観光協会会長もステージ上がって「上を向いて歩こう」を会場の聴衆とともに合唱(写真右)、九ちゃんの大きな足跡をしのんでいた。
2011-10-01 in 02)イベント・催事, 07)文化・芸術, 10)社会, b) 川崎市のニュース, b3) 川崎市高津区, 音楽 | Permalink