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2011年6 月10日 (金曜日)

川崎市麻生区のギャラリーで山形県出身の漆工芸作家の作品展:東海道五十三次のお膳など展示

110610shimarisu01川崎市麻生区王禅寺東3-38-24のしまりすギャラリー(電話044-988-9188)で、父の日にちなみ、山形県で活躍した漆工芸作家の作品の展示と音楽演奏というユニークなイベントが6月17日と18日に開かれる。

写真=小野寺鉄堂作の「東海道53次」のお膳(秋山さん提供)

110610shimarisu02全国有数の杉の産地として知られる山形県金山町出身で、金山町で活躍した小野寺鉄堂・小野寺和吉二人展「漆工芸美術の世界」で、お膳や茶器など約20点を展示する。
小野寺鉄堂(1965年没)は、漆の重ね塗りにノミで彫刻を施す技法を得意とする工芸作家で、1938年の院展で特選を受賞した。晩年には技術を駆使して歌川広重の「東海道五十三次」を再現したお膳106脚を3年がかりで完成させた。
鉄堂の娘むこの和吉(1997年没)は、初代の技術を受け継ぎ菓子皿や茶器を作り続けた。2人の作品が同時に展示されるのは初めて。
このイベントは、多摩区に住むフリーアナウンサー秋山雅子さんが、昨年夏に夫の小野寺哲義さんの実家を訪れ、祖父の鉄堂と父の和吉が作った漆器を譲られたことがきっかけ。その質の高さと技術に驚き「多くの人に作品を見てもらい、金山町について知ってもらいたい」と作品展を企画した。
料亭でいまも大切に使われている五十三次のお膳の一部などを借りて展示、あわせて金山町の写真や民話も紹介する。
また、父の日の前日にあたる18日13時と15時に哲義さんが代表を務めるマンドリン倶楽部アンサンブル「イル・バッカナーレ」(写真左 : 秋山さん提供)がプッチーニの「私のお父様」などを演奏、14時からは秋山さんが山形の民話を朗読する。
展示は17日13時〜17時、18日11時〜17時、入場無料。コンサートと朗読は茶菓付きで500円。
問い合わせは電話044(911)2835秋山さん。

2011-06-10 in 02)イベント・催事, 07)文化・芸術, 09)市民活動, b) 川崎市のニュース, b2) 川崎市多摩区, 音楽 | Permalink

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