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2010年9 月 5日 (日曜日)
川崎市多摩区の多摩川でエコ☆カップいかだ下り : 31艇が完走
川崎市多摩区の宿河原堰下流で9月5日、「かわさき多摩川博2010 エコ☆カップいかだ下り」(川崎市建設緑政局緑政部多摩川施策推進課・NPO法人多摩川エコミュージアム主催)が開かれ、いかだの乗り手や応援団、見物客など1100人(主催者発表)が参加ペットボトルやポリタンクなどで作ったユニークないかだ33艇が多摩川を下った。
写真=エコ☆カップ大賞を受賞したチームたま寄せ「ちりとてちん号」
多摩川の魅力を発信するとともに川の安全についても考えてもらうことを目的に、NPO法人多摩川エコミュージアムと川崎市が催し、ことしは3回目となる。当日の運営は、「水辺の楽校」など多摩川に関連する市民団体会員や地元・宿河原に住む有志市民らで構成する「かわさき多摩川博2010 エコカップ★いかだ下り事項委員会」(佐々木梅吉実行委員長)が担当した。
今回は、公募に応じた市内各区から参加の31艇に加え、横浜FMなど2艇が特別参加、33艇142人が出場した。午前10時の開会セレモニーでは、エントリーしている各いかだの紹介の後かわさき水辺の楽校「水辺のとびうお2号」の小学生4人が阿部孝夫市長の前で選手宣誓、準備体操の後地元宿河原の華匠舞が演奏を披露した。10時20分から1艇ずつスタート地点の宿河原堰下流から約900m先の県立多摩高校裏の河川敷のゴールをめざして川を下った。
競技はスタート前に出場艇のプロフィールを紹介、宿河原の太鼓団体が出走時に太鼓で勇壮におくり出し、岸辺には応援団が声援をあげるなど温かいムード。 今回のいかだは全体的にシンプルで、材料もペットボトル、紙パック、ポリタンク、古タイヤ、ドラム缶とさまざまで、ペットボトルを切り開いたオールやチーム名を書いた板など「エコ」に徹したいかだが昨年以上に多かった。スタート地点でバランスを崩しひっくり返るいかだも見受けられ、途中で分解して沈没したいかだもあったが、エキシビジョンも含めて31チームが完走。タイムは競わなかったが、一番早かったのは昨年より3分以上早い6分10秒と好タイムでゴール、一番遅いチームは昨年の倍以上40分02秒かけのんびりと水上の旅を味わっていた。
多摩川を管理する国土交通省京浜河川事務所の元永秀所長、門ノ沢俊明多摩区長など8人の審査の結果、スタートからゴールまで玉すだれを演じ続けた多摩区観光大使・桂米多朗さんが乗ったチームたま寄せ「ちりとてちん2世号」が総合1位のエコカップ大賞に、Team☆Do☆根性「にゃんにゃん猫にゃん号」がラブ・多摩川賞を受賞した。 エコカップ賞を受賞したちりとてちん号の桂さんは「昨年は玉すだれを始めた途端沈バランスを崩し出場中唯一の沈没でしたが、ことしは、いかだの下の部分をしっかり作ったので、最後まで玉すだれを演じられ、大きな賞ををいただいておどろいています」と笑顔で話していた。
写真(上から)=バランスを崩して漂ういかだにつかまる乗組員、ふろん太君のいかだも登場、あえなく分解したドラム缶いかだ、チームワークで好タイムを出したかかし号
2010-09-05 in 01) 自然・環境, 02)イベント・催事, 04)教育・子ども , 09)市民活動, b) 川崎市のニュース, b2) 川崎市多摩区 | Permalink