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2010年8 月 5日 (木曜日)

狛江市で市制40周年祝う音楽と花火の祭典:6年ぶり約4000発の花火に家族連れなど歓声

100805hanabi 01  狛江市の小田急線多摩川鉄橋下流の多摩川緑地公園グランドとその周辺を会場に8月5日夜、市制施行40周年を祝う「音楽と花火の祭典」が催された。会場の河川敷には、家族連れなど約10万3千人(主催者発表)が詰めかけ、狛江ゆかりのミュージシャンの演奏や夜空を彩る約4000発の花火の競演を連日の猛暑を忘れて楽しんでいた。

同市の花火大会は2004年までほぼ毎年開かれていたが、市の財政難などで中断していた。再開を求める市民の声などを受けて市制40周年記念事業として、狛江市観光協会主催と「音楽と花火の祭典」実行委員会の共催で6年ぶりに実現した。
100805hanabi02  午後6時30分からの音楽ステージには、同市出身の歌手Cokuriさん、同市で活動している太鼓グループ「きんたの会」、和太鼓とマリンバのグループGONNAが約1時間にわたって演奏を繰り広げた。
7時40分から8時30分までスターマイン12基をはじめ形も色もさまざまな花火が打ち上げられ、会場からは歓声が上がっていた。また、家族などに呼びかけたメッセージ花火も打ち上げられ、会場でアナウンスされるほのぼのとした内容の声の便りに、多くの観客が耳を傾けていた。(写真)
会場のステージ前には、テーブルとイスを置いた有料席も新たに設けられたが、「ゆったりとくつろいで見られた」「家族で待ち合わせるのが楽だった」と好評。娘と孫など8人を招待したという蒲山とし子さん(82)は「以前は見物の場所を確保するのに苦労した。久しぶりに家族水入らずで楽しめました」と喜んでいた。
大久保茂一観光協会会長は「狛江の花火は大正時代に催された長い歴史があり、復活できてうれしい」、矢野裕市長は「市民から予定の倍以上の協賛金が集まるなど、市民の期待の大きさを感じました。音楽と花火の競演を楽しんでください」とあいさつ。実行委員長の白井昇さんは「無事開催にこぎ着けることがホッとしました。天気にも恵まれ、たくさんの市民に喜んでもらえてうれしい」と笑顔で話していた。

2010-08-05 | Permalink

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