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2010年7 月10日 (土曜日)

川崎市がW杯出場の6選手にスポーツ特別賞を贈呈 : 川島ら川崎フロンターレ4選手、にっこり

100705hyousyou01  感動をありがとう——川崎市は7月5日、2010FIFWワールドカップ(W杯)南アフリカ大会で活躍した川崎市ゆかりの6選手に川崎市スポーツ特別賞を贈呈した。同日午後、市役所講堂で贈呈式が行われ、GKの川島永嗣選手(27)ら川崎フロンターレの4人に阿部孝夫市長が表彰状や記念品を一人ひとりに手渡した。

写真=スポーツ特別賞を受賞した川崎フロンターレの選手(前列左から川島選手、阿部市長、稲本選手、後列左から中村選手、鄭選手)

受賞したのは、日本代表でベスト16に貢献した川島選手、MF稲本潤一選手(30)、MF中村憲剛選手(29)=以上川崎フロンターレ所属、川崎市麻生区の桐光学園高校出身のMF中村俊輔選手(32)=横浜Fマリノス、市立の小・中学校出身のFW森本貴幸(22)=イタリア1部リーグカターニア、北朝鮮代表のMF鄭大世選手(26)=川崎フロンターレ。
100705hyousyou02  贈呈式では、阿部市長が「W杯で川崎市にゆかりのある日本と北朝鮮の代表選手が活躍され、市民に誇りと感動を与えてくれた」と授賞理由を説明し、表彰状と副賞(10万円)、「躍(やく)」(写真左)と名付けられたクリスタルの記念品を贈った。
新しい守護神として日本のゴールを守り、ファインセーブを連発した川島選手は「このような賞をいただき光栄です。川崎フロンターレの選手として少年たちにクリニックしたこともあるが、その子たちが将来こういう賞をもらえるようになればもっとうれしい」と大きな目を輝かしながら話した。
過去の実績をかわれW杯3回連続出場しチームの精神的支柱となり、グループリーグに途中出場した稲本選手は「ひとつになって戦うことのすばらしさが伝えられた。この経験をフロンターレに向けるので、W杯でサッカーに興味を持った人が、スタジアムへ生の試合を見にきてほしい」と落ち着いた表情でリーグ戦をアピール。
決勝トーナメントのパラグアイ戦に途中出場して活躍した中村選手は「僕のように小柄な選手(175cm)でもがんばればできることが伝わればうれしい。これからチームの初タイトルに向けてがんばるので、熱い応援をよろしく」と初タイトル奪取に向け気持ちを切りかえていた。
北朝鮮チームの攻撃の要として活躍した鄭選手は「全敗だったが、夢の舞台で全力で戦ったので後悔はない。W杯は成長するためのスタートで、これからも夢と希望与えられるようにがんばりたい」と話した。 
川崎市は文化に貢献した個人や団体を、毎年「文化の日」を中心に表彰しているが、今回はW杯の余韻が冷めないうちにと、早めの贈呈となった。今回のために特別に制作したクリスタルの記念品は、ブルーのハート型で中にけった瞬間のサッカーボールのような球体が配されたデザイン。南アフリカの青い空の下で心をひとつに全力で戦った選手らをイメージし、市内に工房を持つ東京ガラス工芸研究所が制作した。

2010-07-10 in 02)イベント・催事, 07)文化・芸術, b) 川崎市のニュース, スポーツ | Permalink

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