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2010年6 月 9日 (水曜日)
次世代の緑ボランティアめざし「こども黄緑クラブ」が発足:川崎市多摩区の緑化センターで初の講習会 夏の参加者も募集
川崎市多摩区宿河原の川崎市緑化センターで6月5日、「こども自然体験教室 春・こども花壇と写生会」が開かれ、小学生が花壇造りにチャレンジ、花の苗を植えた。
写真=花壇造り
この催しは、同センターを管理運営する川崎市公園緑地協会が今年度初めて主催した「こども黄緑クラブ」の第1回目のイベント。四季を通して楽しみながら花や木、虫などの自然に触れ、次世代の緑ボランティアを育て、同センターへの来場者を増やそうと市政だよりで参加者を公募した。
この日は、市内各区の小学3年から6年の児童16人が参加した。子どもたちは2班に分かれ、花と緑のコンクール運営委員や生田緑地ばら苑で活躍している杉本律子さんら市民講師と市民と同センター職員の指導で、西園緑蔭樹見本園近くにある約5平方mの花壇で小さなシャベルを使って土を耕し、1時間がかりでケイトウとマリーゴールドの苗約50株を植えたほか、咲き終わった花ガラの摘み取りや水のやり方などの手入れ法などを学んだ。また、花の苗を1鉢ずつもらい、家で育てて観察、センターに時々来場して比較する”宿題”も行うことになった。
花壇の作業が終わった後、自分たちで作った花壇や園内で咲くテッセンなどの花を色紙に写生(写真左)、完成した絵は同センターの管理棟で7月下旬まで展示する。
参加した子どもは「みんなが見に来るところで花壇を作って楽しかった。また見に来たい」などと満足げ。付き添ってきた保護者は、「マンション住まいで土に触れる機会が少ないので参加させた」「私は自己流でやっているので、ちゃんと学べるいい機会」と期待、なかには「初めてセンターへ来たけど、自然が豊かでいいところ。家族そろってまた来たい」などと話していた。
「虫むし博士」参加者募集
こども黄緑クラブは、夏は「虫むし博士」、秋は「こども花壇と紙漉(すき)」、冬は「原木しいたけの駒(こま)打ち」と季節ごとに参加者を募集して同センターで開催する。
現在、同協会では、7月24日午前10時〜正午に催す夏編の参加者を募集している。
内容は、夏の代表的な昆虫のカブトムシやセミの一生を知り、食べ物やすみかを探し、昆虫を通して自然とのつきあい方やマナーを学習、希望者は昆虫を持ち帰って育てる。
対象は川崎市内在住・在学の小学3年生から中学3年生で、定員は25人(多数の場合は抽選)。参加費は無料で、教材・用具は主催者が用意する。
申し込みは、往復葉書に郵便番号、住所、氏名、学校名、学年、電話番号、保護者名を書き、〒211-0052川崎市中原区等々力3-12 財団法人 川崎市公園緑地協会「こども黄緑クラブ」あてに7月1日(必着)までに郵送する。
問い合わせは電話044(711)6631川崎市公園緑地協会。
2010-06-09 in 01) 自然・環境, 02)イベント・催事, 04)教育・子ども , 09)市民活動, b) 川崎市のニュース, b2) 川崎市多摩区 | Permalink