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2009年12 月 8日 (火曜日)
Jリーグアウォーズ : ベストイレブンに川崎フロンターレから中村、川島、FC東京から長友、石川
2009年のJリーグを締めくくる「2009Jリーグアウォーズ」(年間表彰式)が12月7日に東京都文京区の東京ドームシティで開かれ、ベストイレブンなどの表彰が行われた。注目の最優秀選手賞(MVP)には、鹿島アントラーズのJ史上初の3連覇に貢献したMF小笠原満雄選手が選ばれた。
アウォーズには、リーグ優勝した鹿島の全選手、J1各クラブ代表と、J2で優勝したベガルタ仙台などの選手らが出席した。
川崎フロンターレからは、優秀選手に選ばれた中村憲剛、川島永嗣、ジュニーニョ、鄭大世の4人が、FC東京からは長友佑人、石川直 宏、今野泰幸、徳永悠平と新人賞の米本拓司の5人が出席。タキシード姿で舞台に登場した各選手は、ピッチとは違った雰囲気にやや緊張した面持ち。客席には選手や家族、スポンサーなど関係者が並んだ。各チームのサポーターは、バルコニー形式の2、3階席に座り、ひいきチームの選手が姿を見せると拍手を送っていた。
表彰式では、鬼武健二Jリーグチェアマンが「ことしも1年を通して激しい戦いの連続でした。優勝の行方は最終節までもつれこみ、鹿島アントラーズが史上初の3連覇、7度目のリーグ優勝を達成しました。川崎フロンターレは、いま一歩のところで残念です。念願の初優勝はなりませんでしたが、高い得点力を有したチームは大変魅力的でした。ことしは、日本人選手が得点王に輝きました。日本人ストライカーが不在と言われて久しかっただけに、大変うれしく思います」などと総括。その後、映像をまじえて各賞が発表され、高円宮妃殿下のほか、ことし引退した元テニスプレーヤーの杉山愛さん、元マラソンランナーの高橋尚子さんなどがプレゼンテーターを務め、フェアプレイ賞、功労賞、ベストイレブン、最優秀選手賞などの各賞を贈呈した。
フロンターレからは、中村が4年連続でベストイレブンを、川島が初のフェアプレー個人賞とベストイレブンの2つの賞を受けた。FC東京からは長友と石川が、いずれも初めてベストイレブンに選出された。このほかのベストイレブンは、DFが岩政大樹(鹿島、3回目)、内田篤人(鹿島、2回目)、田中マルクス闘莉王 (浦和レッズ、6回目)、MFは小笠原(鹿島、6回目)、遠藤泰保(ガンバ大阪、7回目)、FWは岡崎慎司(清水エスパルス、初)、前田遼一(ジュビロ磐田、初)が選ばれたが、日本代表の選手がめだった。得点王には、20ゴールをあげた前田(磐田)が久しぶりに日本人として、ゴールデンシューズを受け取った。
新人王には、元日本代表の城彰二選手が1994年に達成した年間12得点を上回る、34試合出場して13ゴールをあげた渡邉千真(横浜F・マリノス)が輝いた。
フェアプレー賞高円宮杯にはジュビロ磐田、J1のフェアプレー賞にはモンティデオ山形、J2はベガルタ仙台2年連続で選ばれた。フェアプレー個人賞は川島のほか、MF服部公太(サンフレッチェ広島)が選ばれた。
Jリーグ開幕直後から活躍した小村徳男、加藤望、名波浩、福西崇史、森岡隆三、森島寛晃の6人に功労選手賞が贈られた。
初の2冠を獲得した川島は「チームメイトやスタッフサポーターなどいろいろな人の支えによってこの賞をもらえた。頂点には届かなかったが、チーム一丸となっていろんなことを乗り越えてきたので、一歩届かなくても、さらに前進していきたい。(フェアプレー賞は)ことしもチームは攻撃的で、前に力を注ぐことが多かったが、苦しい時に支えることができたことが評価されたと思う。日本のサッカーのレベルは上がっているが、もっと上に行くために貢献し、見に来てくれる人がサッカーのおもしろさを知り、楽しんでもらえるよう努力したい」と早くも次の目標を掲げていた。
FC東京の長友は「どん欲に勝負していく運動量が評価されたと思う」とベストイレブン選出を自己分析、「こんなにうれしいことはない。来年はもっと磨きをかけて、どんなときも平常心を保って戦えるようにしたい。ことしはいいことばかりではなく苦しいこともあったが、収穫の多い年だった。いろんなステージの人に支えられ現在の自分があるので、それを大事にして自分にできることを100%やりたい。リーグ戦は残念だったが、これがぼくらの力で、来年また上を狙いたい」と振り返るとともに来季への思いを語っていた。
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