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2009年11 月16日 (月曜日)

川崎市の生田緑地で多摩区民祭:5万人が買い物や青空寄席など楽しむ

091114tamakuminsai01 川崎市多摩区枡形の生田緑地で11月14日、多摩区民祭(多摩区民祭実行委員会主催)が催された。前夜から断続的に降る雨で一部のイベントが中止となったが、午後には天気も回復、家族連れなど約5万人(主催者発表)が訪れ、買い物やイベントを楽しんでいた。

091114tamakuminsai02 赤や黄に色づいた木々の間に、官公庁や市民団体などから過去最多の111にのぼる色とりどりのテントが並び、活動紹介や体験学習、手作り品や食べ物の販売などを行った。
専修大学のマーチングバンドと多摩川音頭のパレードなど雨で中止となったイベントもあったが、午後には雨も上がって訪れる人が増えて例年通りのにぎわいをみせた。
区内にある明治、専修、日本女子の3大学では、学生たちがテコンドー、ダンス、歌などを披露したほか、午前10時から噴水広場の特設ステージで行われた開会式では、皆川敏明多摩区長らが参列、佐伯喜世志実行委員長が「雨に見舞われたけど、今回は過去最多の出店なので、最後まで楽しんで」とあいさつ、開催祝いとして土に帰る素材で作られた風船を空にとばした。正午前には阿部孝夫市長も会場に駆けつけ「祭の会場となっている生田緑地は改修工事を行い、青少年科学館も改築する予定で、生田緑地に続く向ヶ丘遊園跡地には藤子不二雄ミュージアムの建設も行われる」と市の計画を紹介、「多摩区民祭は年々充実し、他の区民祭のモデルにもなっており、いまでは市外の人も楽しみに待っている。主催祭の熱気で雨も吹き飛びました。秋の一日を思い出に残る楽しいお祭りにして」とあいさつした。
ステージでは出演を予定していた17のうち4団体が雨で出演を見合わせたものの、多摩区観光大使で区内在住の落語家桂米多朗さんが「時そば」を熱演し笑いを誘ったほか、和太鼓演奏、ロックソーラン、フラダンスなどに人の輪ができていた。また、ジャズダンスを踊るわが子の晴れ姿にビデオカメラを向けるパパやママの姿がめだった。
091114tamakuminsai03 緑地内にある日本民家園、青少年科学館では川崎市民が入園無料に、岡本太郎美術館も割引料金で入館できるサービスを行った。民家園ではこっとう市が開かれ、主婦やお年寄りなどが熱心に掘り出し品を物色していた。科学館ではプラネタリウム「メガスターII」が無料で見られるとあって、人気をよんでいた。また、館の前では科学のおもしろさを体験できるコーナーが設けられ、コップやゴムなどを使って表面張力の実験を行い、親子連れの人気を集めていた。
岡本太郎美術館にある母の塔では、正午から毎年人気の抽選会が行われた。雨の影響で抽選会場まで足を運ぶ人が少なく、川崎が協力して設けられた金賞の選手と記念写真が撮影できる特典がついた試合観戦チケットがなかなか当たらず、主催者をやきもきさせた。雨が上がった午後から参加する人が増え、午後2時過ぎには用意した2000人分の景品がすべてなくなった。
交流を行っている静岡県岡部町、千葉県南房総市千倉町、山形県飯豊町がお茶やメロン、野菜などの特産品を販売したほか、狛江市から2店が参加、パンと酒を販売した。多摩区観光推進協議会では、2011年の二ヶ領用水完成400年を記念して本川と宿河原線の昔と現在の写真を展示、珍しい風景に足を止めて見入る人の姿がめだった。
多摩区民祭は、1977年に同区登戸の多摩区役所周辺で初めて催され、ことしで32回目。2004年から生田緑地に会場を移し、緑の中で市民が交流するという他の区とはひと味違った区民の祭りとして親しまれている。川崎のマスコット「ふろん太」も会場を回って共同募金に協力、子どもたちが盛んに握手を求めるなど人気をよんでいた。

2009-11-16 in 02)イベント・催事, 07)文化・芸術, 09)市民活動, b) 川崎市のニュース, b2) 川崎市多摩区 | Permalink

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