川崎市麻生区が初の地域功労賞:あさお区民まつりの会場で授賞式

地域のために尽くした人を表彰しようと10月12日、あさお区民まつりの会場で初の「麻生地域功労賞」の授賞式が行われ、立川幸夫さん、飯草英一さん、飯草勉さん、鈴木晃平さんの4人が表彰された。

地域功労賞は「長年にわたり地域に貢献していても顕彰されない人がいる。区で表彰できないか」という区民の提案を受け、同区が2008年度に制定した制度。同区内で地道に地域の力や区のイメージアップなどに貢献する活動を取り組み、他の表彰制度に当たらない個人または団体に対し、区が光をあて功績を称えるもの。８月に町会、自治会などから候補者を募集し、区町会連合会、区社会福祉協議会、文化協会役員などで構成する選考会で受賞者を絞り込み、多くの区民にこの賞を知ってもらおうと、区民まつりに当日に表彰式を行うことにした。
授賞式は、麻生市民館正面入り口横の階段部分に設けられた舞台で開会式終了後に行われ、太田直区長がひとりひとりに賞状を手渡した。
受章者の選考理由は立川さんは、地域の移り変わりを長年に渡って写真撮影、区が発行した写真集「わがまち麻生」の表紙に区の行事の写真が採用されるなど区政に貢献している。また、黒川地区をはじめ全国各地の野鳥の写真集を自費出版している。
飯草英一さんと飯草勉さんは、上麻生連光寺線の歩行者の安全確保のため、道路に面した自宅前の土地を無償提供、交通安全に寄与している。
鈴木宏平さんは、区協働推進事業「体験農業　親子で米作り」のたんぼなど作業に必要な土地を13年間無償で提供、区の地域特性である「都市農業」への理解を深めることに貢献している。