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2008年9 月25日 (木曜日)

新百合21ホールが改装、川崎市北部に美術の拠点に:6人の作家が記念展「六つの軌跡」

080925ggarari0101 川崎市麻生区万福寺の新百合21ホールがこのほど、多目的ホールをギャラリーとしても利用できるように改装、記念の美術展が9月20日から29日まで催されている。「六つの軌跡」と名づけられたこの展覧会には美術界で多大な功績をあげている川崎ゆかりの作家6人が出品、訪れた市民は静かに美術の秋を味わっている。

080925ggarari0201 新百合21ホールはこれまで生涯学習施設として利用されてきたが、管理・運営にあたる川崎市文化財団が芸術・文化活動の拠点に衣替えすることにし、改装工事を進めてきた。このうち、主に音楽や講演など、ステージを使ったイベントに利用されてきた多目的ホールを約1800万円かけてギャラリーとして整備、454平方mのフロアーに可動式12台と固定式6台の大型パネルを設け、絵画、写真、書道などの展示ができるようにした。川崎市内には南部の川崎区にアートガーデンかわさき、中部の中原区に市民ミュージアムの2カ所のギャラリーがあり、同ホールは主に北部の美術の拠点として使われる。
ギャラリーは毎月1回、月曜から日曜の1週間、貸し出しされる。利用時間は午前9時から午後9時。利用料金は1週間258000円。また、じゅうたん張りだった床をフローリングにしたため、ダンスなども利用できる。
記念の展覧会は、院展を中心に活躍する日本画家の大矢紀さん(麻生区在住)、川崎市高津区出身で善光寺、増上寺のふすま絵などを手がけた日本画家の岡信孝さん、第1回安井賞を受賞した洋画家の田中岑さん(多摩区在住)、第8回東京国際版画ビエンナーレ受賞者の版画家・洋画家の原健さん(宮前区在住)、沖縄海洋博展優秀賞などを受賞した洋画家の森秀雄さん(多摩区在住)、第8回国際青年美術家展大賞を受賞した洋画家・彫刻家の渡辺豊重さん(中原区在住)の6人の作品27点が展示されている。個性豊かな6人の作家による色彩、技法ともに独創的な作品の競演に訪れた市民たちは、川崎の美術界のレベルの高さを再認識していた。
時間は午前10時から午後7時30分(入場は7時)で、入場無料。
問い合わせは044-952-5000新百合21多目的ホール。

2008-09-25 in 02)イベント・催事, 07)文化・芸術, 11)まちづくり, b) 川崎市のニュース, b1) 川崎市麻生区 | Permalink

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