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2008年8 月21日 (木曜日)
調布市市民会館たづくりで日活の黄金期を支えた美術監督らが作品展
京王線調布駅愛美口近くの調布文化会館たづくり(調布市小島町2-33-1)の1階北ギャラリーで、昭和30年から40年ごろにかけて日活映画の黄金期を支えた美術監督17人と友情参加の俳優・宍戸鍵さんの作品を 展示する「美術監督たちの現在(いま)展」が開かれ、多彩な作品が人気を集めている。
写真=いまも動くミッチェル映写機も置かれた会場風景(上)、当時のスケッチ画をもとに撮影上の盛況ぶりを描いた作品
同展は、小池晴二元武蔵野美術大学理事長や狛江市に済む土屋伊豆夫さん、三輪敏雄ら日活の美術を手がけた美術監督ら数人が、現在もアートの世界で活躍する90代から60代のかつての仲間の活躍を知ってもらおうと、1年前に実行委員会(小池晴二実行委員長)を作り準備した。
日活は、第二次世界大戦後の混乱を経て、1954年に多摩川沿いの調布市染地に撮影上を建設、最盛期は月8本ペースでアクション映画や文芸作品など数多くの映画を制作した。この時期、美術を担当した多くは美術監督らは、美術系大学の出身者。定年まで映画制作の現場を支えた人もいるが、なかには、絵描きや漫画、インテリアの世界に進んだ人もいる。
会場には、今秋公開される初監督作品「夢のまにまに」のほか90歳のいまも現役映画美術監督として活躍する木村威夫日活芸術学院の水彩、政治の世界を1コマ漫画で風刺する市村章さんの自画像や政治漫画、インテリアの世界で活躍する川﨑捷夫さんの自画像などのほか、背景画の手法で描いた戦国の合戦の世界、抽象、具象の絵画作品など約60点を展示している。実行委員長の小池さんは、映画で手がけた美術監督とは全く異なるクリスマスカード、当時のスケッチ帳をもとに、映画の撮影風景や、セット作り、会議風景など盛況だった日活撮影所の様子を描いた作品(土屋伊豆夫さん)もあり、美術監督らの多彩な才能をうかがう内容となっている。会期は8月23日までで、開館時間は午前10時から午後7時まで。
問い合わせは同展実行委員会事務局電話042(485)2443林さん。
2008-08-21 in 02)イベント・催事, 07)文化・芸術, 09)市民活動, a) 狛江市のニュース, e)調布市 | Permalink