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2008年3 月26日 (水曜日)

アメフトU-19グローバルチャレンジボウル川崎大会:日本がアメリカに歴史的な初勝利

080322amefoot01 19歳以下の選手によるアメリカンフットボールの日米決戦「GEアメリカンフットボールU-19グローバルチャレンジボウル2008川崎大会」(日本アメリカンフットボール協会主催、川崎市後援)が3月22日、川崎市の川崎球場で行われ、日本がアメフトの本場アメリカを24対14で下した。念願の初勝利に日本代表の選手たちは試合終了の瞬間、抱き合って喜びを爆発させていた。
(写真=日本が先制のタッチダウン)

080322amefoot02 川崎球場には好天も手伝って次々とファンが入場、客席は4800人余りの観客で満員となった。
試合は日本が第1Qに先制のタッチダウン。第2Qにタッチダウンとフィールドゴール、第3Qにもタッチダウンと着実に加点、一時は24対0と大差をつけた。アメリカも第4Qに意地を見せ、2つのタッチダウンを決めたが及ばず、日本が逃げ切った。日本はホームの地の利に加え、守備陣が健闘、堅い守りで地力のあるアメリカの攻撃を防いだのが勝利の要因。
080322amefoot03 勝利の瞬間、満員のスタンドからは歓声があがり、選手たちは感激にほおを染めていた。
試合後の表彰式では、日本チームの芦名祐介主将(慶応大)に阿部孝夫川崎市長から勝利のトロフィーが手渡された。最優秀選手には萬代亮(関西学院大)が、関東選手賞には矢野秀俊(日本大)、ダニエル・ニコラス、ベストラインマン賞に高澤幸平(法政大)、バート・ブーキング、グローバルチャレンジ賞に末吉智一(早大高等学院)、スコッティ・スミスの各選手が選ばれた。
080322amefoot04 川崎出身の芦名主将は「勝ててものすごくうれしい。地元なので喜びもひとしおです。アメリカは強かったが、日本の守備陣がすごく良かったので、勝利できたと思う。ずっと応援してくれている祖父に報告したい」と話していた。
日米はこれまでグローバルジュニアチャンピオンシップで対戦しているが、成績は日本の2敗1分だった。

この大会は、19歳以下の国際大会のグローバルジュニアチャンピオンシップが中止されたのを受け、それに代わる大会として日米決戦を継続するものとして企画され、昨年、アメフトW杯を開催するなどアメフトのまちづくりに力を入れている川崎市で開かれることになった。
大会は、試合をするだけでなく、日米の交流にも力点を置いているのが特徴で、アメリカの選手たちは日本の家庭にホームステイするとともに、川崎市内の橘高校、東芝科学館などを見学、友好を深めた。

試合会場では、日本GE社の社会貢献活動としてペイント・フェスタが行われた。
幅142cm、高さ124cmのチョウと花、幅188cm、高さ96cmの鳥の2枚の絵をそれぞれ6分割したキャンバスに描かれた下絵に、会場に来た人がアクリル絵の具を塗って完成させるというもの。世界100カ所で15000人が参加している国際的なイベントだ。
この日は、子どもからお年寄りたちが次々と参加したほか、日米の選手も試合前のわずかな時間をさいて、絵筆を握っていた。
多くの人が手がけたカラフルな労作は、試合前に阿部市長に手渡された。絵は川崎市内の病院か福祉施設に飾られる。

(写真左上=MVPに輝いたWR萬代選手のタッチダウン、右中=勝利の瞬間、喜びを爆発させる日本選手、左下=阿部市長からトロフィーを受け取る芦名主将)

2008-03-26 in 02)イベント・催事, 04)教育・子ども , b) 川崎市のニュース, b7) 川崎市川崎区, スポーツ | Permalink

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