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2008年1 月 3日 (木曜日)

川崎市でアメフトU19の日米対戦:3月22日に川崎球場で開催

080103ricebowl01 川崎市の川崎球場で3月22日、アメリカンフットボールの本場・アメリカ代表と日本代表の満19歳以下(2007年12月31日現在)の選手による国際試合「U19グローバルチャレンジボウル(略称U19 NFL GJC)2008川崎大会」が開かれる。

1月3日に東京ドームでに開催されたライスボウルに先立ち、日本学生アメリカンフットボール協会が、同会場の関係者サロンで記者会見。同協会の平井英嗣理事長、開催地の阿部孝夫川崎市長、大会を運営する登張信實・関東学生連盟理事長、USチームを編成するパトリック・スティンバーンさんと川崎大会のゼネラル・マネージャー山田晋三さんの5人が出席して、開催の目的や経緯を発表した。
それによると、U19グローバルチャレンジボウルは、アメリカ最大のスポーツイベント「スーパーボウル」開催日の前週に、開催地の近郊都市で6カ国の代表チームが集まり世界1を競う大会。これまで11回開いており、2003年からはNFL(ナショナル・フットボール・リーグ)が主催。日本は2001年から参加、2006年に銅メダルを獲得しており、代表選出へのトライアウトに参加する選手も増え、選手全体の競技能力が高まった。しかし、2008年はNFLが世界戦略を見直す調整期間として大会の中止を決定、それに替わる世界大会の開催もなくなった。
若手選手の育成を行っている日本学生協会はこの事態を憂慮、「U19 NFL GJC」に替わる国際大会の検討を行い、2007年に第3回アメリカンフットボールワールドカップを開いた川崎市で日米対戦を開催することになった。川崎市は、アメフト社会人チームや学生チームが複数あり、川崎市球場で多数のアメフト試合を行っている。こうしたことから、W杯をきっかけに「アメフトを生かしたまちづくり」を展開する方針で、昨年11月に学生協会の上部団体である社団法人日本アメリカンフットボール協会と協定を結んており、今回の開催地として白羽の矢がたった。
日本チームは、日本大学の内田正人監督が就任、2月23・24日に全国の有資格選手にトライアウトを行い、その後、関西と関東で合宿を経て、単一チームからは最大6人までの予定で40人の選手を選考する。一方、対戦相手のアメリカチームは、ヘッドコーチに全米の高校フットボール界を代表するコーチの1人ジェフ・スクランさんが就任、全米各地の高校卒業予定者より選抜する。現在、今シーズン全米最多タッチダウンの記録を持つケンターキー州ローン・オーク高校のQBコーりー・ロビンソンのほか各ポジション、各州を代表する選手40人が参加予定という。
アメリカ代表チームは、3月16日から3月24日まで川崎市内などにホームステイし、試合だけでなく、異なる文化や伝統を体験し、日米両国の交流を深める。
会見の席上、これまでアメリカでU19の大会を運営してきたスティンバーンさんは「日米対戦が実現できることになり、協会と川崎市に感謝している。アメリカチームを連れての3月に来日が楽しみ」とにっこり。開催地の阿部孝夫川崎市長は「協定を結び、懇談会も設立した。アメフトを活力にしたまちづくりの第一歩として、意味深い。記念すべき試合を見ることができるとともに、明日を担う選手達が良い経験となることを期待しています」と話した。

2008-01-03 in 02)イベント・催事, 04)教育・子ども , 11)まちづくり, b) 川崎市のニュース, b7) 川崎市川崎区, スポーツ | Permalink

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