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2007年12 月23日 (日曜日)

天皇杯・川崎がFC愛媛を破りベスト4入り:準決勝は国立競技場で鹿島と対戦

071223frontale01_6 サッカーの天皇杯第6戦(準々決勝)の4試合が12月22日・23日に行われ、川崎は埼玉スタジアム2002でJ2の愛媛FCと対戦。川崎は前半にMF大橋正博(背番号24)、後半はことし得点王に輝いたFWジュニーニョ(10)がPKを決めて2対0と順調に勝ち進みベスト4入りした。川崎の準決勝は12月29日、国立競技場で15時から鹿島アントラーズと対戦する。

川崎はことしの目標—タイトル取りのラストチャンス、一方の愛媛はJ1の浦和レッズ、横浜FCを破りチームの歴史を塗り替える快進撃を続け、意地とプライドのかかった試合。スタンドは、連休を利用してバスなどで駆けつけた両チームのサポーター約8500人が試合開始前から熱い応援を繰り広げた。
071223frontale02 試合は、相手の出方をじっくり見る予定の川崎に対し、チャレンジャー・愛媛が立ち上がりからスピードに乗って川崎陣内に迫ったが、GK川島永嗣(1)がファインセーブでしのぐ。立ち上がり少しバタついた川崎は、徐々にボールをつないで相手ゴール前に攻め込むものの、愛媛GK川北裕介(35)の好セーブとフィニッシュの精度がいまひとつでゴールを割れない時間が続く。両チームがほしかった先制点を決めたのは、川崎のトップ下で出場した大橋。43分に愛媛ゴール前のこぼれ球からミドルシュートを決め、前半を終えた。
1点をリードした川崎は、後半の立ち上がりから積極的に相手陣内に攻め込むが、愛媛GKの好守に阻まれ、追加点に結びつかないイライラした時間帯が続く。試合が動いたのは大橋に変わりMF河村崇大(6)が入った直後の65分、ジュニーニョの突破を止めた愛媛の守備の要DF金守智哉(10)がこの日2枚目のカードをもらって退場。このファールで得たPKをジュニーニョが決め、2点のリードとなった。1人多い川崎は、73分には今シーズン限りで退団する怪我から復帰したマギヌンを投入し、ボールを支配して次々とシュートを放つが愛媛のGKの神かかりてきなセーブでゴールを割れない。愛媛もあきらめず、必死に守ってワンチャンスを狙ったが、川崎が無失点で試合終了の笛を迎えた。
071223frontale03_2 試合後の会見で川崎の関塚監督は「愛媛さんは勢いだけではなく組織的な戦いができるチーム」と敬意を表し「大橋のミドルシュートが決まって主導権が取れた」と勝因を分析「チーム一丸となってタイトルに向かっている。サポーターの期待も高く、みんなで答えていきたい」と話した。
一方、敗れた愛媛の望月一仁監督は「前半10分から15分で点を取れたら、前半が0-0だったら何かが起きるかなという気持ちでやっていました」と悔やみながらも、「小さな街のクラブでもがんばれば、大きなクラブといい試合ができるというのは少しは見せられた」とj2入り2年目にして天皇杯8位まで勝ち進んできた意義を語った。
4回戦から参加した川崎は、ことしの天皇杯は無失点。2001年以来6年ぶりにベスト4に進出した。ナビスコカップ決勝戦で涙を飲み、サポーターに約束した「元日に国立」の前には、驚異的な逆転優勝を果たした鹿島アントラーズとの対戦が待ちかまえている。

写真(上から)=先制のゴールをあげて喜ぶ大橋正博選手(24)と祝福する村上(26)・谷口(29)選手(撮影:山本真人)、PKを決め喜ぶジュニーニョ選手(10)(撮影:藤井隆弘)、試合後サポーターにあいさつする大橋選手(撮影:山本真人)

2007-12-23 in 02)イベント・催事, b) 川崎市のニュース, スポーツ | Permalink

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