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2007年11 月30日 (金曜日)

狛江市のエコルマホールで多摩川流域郷土芸能フェスタ:多摩区が多摩川音頭で初参加

071129tamaonndo01 小田急線狛江駅前のエコルマホールで12月2日午後1時から開かれる「第8回多摩川流域芸能フェスティバル(同フェスティバル実行委員会主催)に川崎市多摩区が初めて参加、北原白秋が多摩区の名所や風物を織り込んで作詞した「多摩川音頭 鮎鷹(あゆたか)おどり」を披露する。

写真=多摩区民祭で「多摩川音頭」の流し踊りをする多摩区文化協会会員ら

このフェステイバルは、多摩川の源流域山梨県小菅村から中流域の狛江市など複数の自治体が「多摩川を通して交流しよう」と毎年開く催しのひとつ。流域の4つの市町村で行われるまつりやイベントに参加してスタンプを集める「多摩川イベントラリー」を締めくくりの行事にもなっている。ことしは、6カ所の自治体が参加、地元に伝わる神楽や獅子舞、太鼓、お囃子などの民俗芸能を発表する。
生田緑地や日本民家園など豊富な観光資源を持つ多摩区は、ことし多摩区観光推進協議会を設立し区外にも観光PRを始めており、手始めに川を挟んだ狛江市の行事に参加して交流を深めているおり、フェスティバルに参加することになった。舞台で披露する「多摩川音頭」は、全国各地で観光や庫楽用のご当地ソングが盛んに作られた昭和初期に、旧稲田村(現・多摩区の一部)の青年らが北原白秋に依頼。白秋とコンビで「ちゃっきり節」などを作曲した町田嘉章(「歌馨」ともいう)が作曲、舞踊家の花柳徳次が振り付けした民謡踊り。白秋は地域を回って2年の歳月をかけ、地名や農産物などを取り上げ31番まで作った。温度にはコアジサシの鳴き声と思われる「ちりへうとへうへう」という囃子がついている。多摩区文化協会に所属する日舞や民踊の師匠ら15人が多摩川に飛来するコアジサシ(鮎鷹の異名もある)を付けた編み笠に、そろいのゆかたで「多摩川音頭」を踊る。
このほかの演目は、山梨県小菅村が三ヶ村箭弓神社氏子中「獅子舞」、同県丹波山村が丹波山村文化財保存会「ささら獅子舞」、東京都奥多摩町が海沢神庭の神楽連中「神庭の神楽」、府中市が武蔵国府太鼓 國府睦曾「和太鼓」。
フェスティバルに先立ち、午前10時から狛江駅構内で小菅村の物産展が開かれる。
問い合わせは電話03(3489)1166多摩川流域郷土芸能フェスティバル実行委員会事務局。

2007-11-30 in 02)イベント・催事, 07)文化・芸術, 09)市民活動, a) 狛江市のニュース, b) 川崎市のニュース, h)東京都, i)神奈川県, 音楽 | Permalink

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