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2007年7 月12日 (木曜日)

アメフトW杯川崎大会:日本がスウェーデンに完勝、決勝戦でアメリカと対戦

070712japan_sweden008 アメリカンフットボールワールドカップ2007川崎大会は7月12日、第1ブロックの日本対スウェーデン戦が川崎市川崎区の川崎球場で行われ、日本が48対0でスウェーデンに完勝、先に決勝進出を決めているアメリカと15日に等々力競技場で対戦することになった。

写真はタッチダウンを決めたRB石野

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3大会連続で決勝進出をかけたこの試合は、チケットが完売したほどの人気。開始時間には雨が残っていたため、客足の出足は少し遅れたが、日本側の応戦席は満席となった。
日本のキックオフで始まった試合は、第1クォーターの3分18秒に先発QBの冨澤優一(13、オンワードスカイラークス)がパスと見せかけ自ら走って先制のタッチダウン。6分に学生から代表入りしたWR前田直輝(15、立命館大学パンサーズ)、12分にはスウェーデンのパントを奪ったWR清水謙(83、オービックスシーガルス)が55ヤードを一気に走って3つ目のタッチダウンを決めて波に乗った。第2クォーターでも1タッチダウンとフィールド・ゴールを決め、前半で31対0とヨーロッパ第1代表のスウェーデンをスピードで圧倒した。後半も第3クォーターで1タッチダウン、第4クォーターでセーフティ、1タッチダウン、ツーポイントコンバーションと多彩な攻撃で48点を奪い、大会屈指の体格を誇るスウェーデンを圧勝、守備も2試合連続の無失点で3大会連続で決勝に進出した。
一方的な試合運びとなったが、スウェーデンの応援席では、自国の選手の好プレーに大きな旗を広げるなど熱心に応援、最後には手をつないでウエーブを見せるスウェーデンの選手に日本側の応援席からも大きな拍手が起きていた。
試合後に、阿部敏彰監督は「この試合までは十分に準備してきた。日程的にも恵まれ選手のモチベーションも高く、こういう点差となった」と試合を振り帰り「フランスとスウェーデンを走り抜けないと前に進めないので、アメリカのことはまったく考えないですべて出し切った。アメリカ対韓国戦の第1クォーターだけビデオを見たが、アメリカは予想していたチームと違う印象だ。いまはなんの資料もないのでコーチ陣がこれから2試合のビデオを見て徹夜で分析し、しっかりと戦う準備したい」と早くもアメリカとの決戦に気持ちを切り替えていた。第2クォーターでタッチダウンを決めるなど活躍したRB石野仁大選手(22、松下電工インパルス)は「4月から準備してきたことが、100%ではないができ、目標としてきたところに立つことができた。ぼくらは目の前の1試合だけに集中し完成度を積み上げてきた。これで目標地点に立ちことができた。これからアメリカにターゲットをしぼり、決勝は日本人らしい、ハートとスピードのあるプレーで世界1をつかみたい」と意気込みを語っていた。
重量をいかしたぶ厚い守備が売りもののスウェーデンのB.D.ケネディ監督は「残念な結果だが、日本はスタンドで見ていたよりスピードがあり、アグレッシブな良いチーム。サイズは小さいが、技術も優れタフ」と日本の健闘を称え、「ハンブルして点を取られ、攻撃が崩壊した。準備してきたサイズの大きさをいかしたパワープレーができず、点を取られ過ぎ大差になったのは私の責任でもある」と試合を分析した。DBのフィリップ・ミンヤ(25)選手は「残念だが、次の試合でがんばりたい」と話していた。
スウェーデンは14日午後7時から川崎球場で欧州1位の意地と銅メダルをかけ3位決定戦の試合を行う。

2007-07-12 in 02)イベント・催事, 10)社会, b) 川崎市のニュース, b7) 川崎市川崎区, スポーツ | Permalink

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