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2007年5 月 9日 (水曜日)
Jリーグ・川崎がFC東京に圧勝:J1復帰後初勝利
Jリーグ第10節の試合が5月6日に行われ、川崎はホーム等々力でFC東京と対戦、5対2で圧勝し3位に浮上した。J1リーグになってから川崎が東京に勝ったのは初めて。
写真=川崎MF大橋の先制ゴール
川崎は、累積警告で出場停止のマギヌンに替わり移籍組みの大橋を起用、首痛で2試合欠場していた司令塔のMF中村憲剛が復帰して臨んだ。
試合は、立ち上がりから積極的な川崎が、2分に大橋が強烈なのミドルシュートで先制、続いて11分には4試合ぶりスタメンのFW黒津勝がゴール。早い時間帯の2得点でリズムをつかんだ川崎は、東京のMF福西崇史の個人技に守備陣が落ちついて対応。44分ジュニーニョが得たフリーキックのチャンスを中村に変わり大橋がきっちり決め、ロスタイムにもシュートのこぼれ球をMF村上和弘がゴールを決めて4点差で折り返した。
後半、東京はFWワンチョベ、MF梶山陽平を投入して反撃に出るが、川崎は堅い守りでしのぎ、68分にジュニーニョがゴールして5点目を挙げた。このままで終われない東京は75分に川崎のゴール前の得たPKをFWルーカスが決め、86分にもコーナーキックのこぼれ球をF石川直宏が決め2点を奪い意地を見せた。
試合後の会見でFC東京の原博実監督は「早い時間帯の2失点で自信をなくしバタバタしてしまった。雨の中を多くのサポーターに来てくれたのに不甲斐ない戦いだった」と言葉少なに語った。一方関塚隆監督は「中2日、前節くやしい敗戦だったが気持ちを切り替え、いいスタートで試合に入れた。大橋がいい働きをしてくれた。総力戦で戦う中で大きな意味を持つ」とにこやかな表情だった。
●「多摩川クラシコ」は川崎に軍配
両チームは、激しい対戦をしながら2000年に共に昇格。川崎は翌年J2に降格したが、2005年に再び昇格してこれまでの10戦の成績は2勝3敗5分けと、引き分けが先行している。川崎サポーターにとっては、昨年のシーズン終盤30節に適地味の素スタジアムで4対1と先行しながらも、退場者2人を出して大量失点で逆転される屈辱的な敗戦を味わっており、何が起きるかわからない試合が多い。
互いをライバルと認め合い両チームは、11回目の対戦を前に「多摩川クラシコ(伝統の戦い・スペイン語)」と名付けて、両監督が同席する記者会見を行った。
雨の中で行われた試合後には、チームカラー・ブルーの雨具を付けた大勢の川崎サポーターが大きな声で勝利を祝う応援歌で選手を称える一方、アウェイ席一杯に詰めかけた東京サポーターからは、ブーイングが起きていた。
2007-05-09 | Permalink
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