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2006年9 月 2日 (土曜日)
川崎特産のナシが最盛期:川崎市フルーツパークで即売
長十郎の発祥地として知られる川崎市で、特産のナシが盛りを迎え、庭先販売などが行われている。
写真=川崎発祥の長十郎
2005年の統計によると、川崎市内では販売を目的としたナシ農家が157件、作付け面積は約39haある。中原区2件、高津区21件、宮前区15
件、多摩区107件、麻生区12件で生産、多摩川付近の農家は「多摩川ナシ」、麻生区では「黒川ナシ」と名付けたブランドで庭先販売が中心だ。最近は長十
郎は消費者に好まれず、水分が多く甘いナシが人気で、作付け面積の48%が豊水、27%が幸水となっている。生産方法も畑全体をネットで覆い、果実に袋を
被せない「無袋」ものが甘いと人気が高まっているという。
ことしの出来は、川崎市園芸協会果樹部会長で生産者の木下新一さんや市農業振興センター
職員らによると「カメムシが異常発生した上、長雨の影響で出来が心配されたが、8月の好天と暑さで持ち直し出来は平年並みに持ち直した。ただし、地域に
よってはナシの開花以後に3回降ったヒョウと虫害で生産量が平年の5〜6割程度のところもある」という。値段は、昨年とほぼ同額でいずれも1kgあたりで
幸水600円、豊水550円、長十郎350円。
フルーツパークで試験栽培
果樹農家の指導と実験農場を行う多摩区菅仙谷の川崎市フルーツパークには、約5000平方メートルのナシの試験栽培場があり、50種類以上のナシを
栽培、収穫期を迎える8月から10月初旬まで定期的に即売している。発売日は毎週火曜・金曜の午前10時30分からで、収穫物が少ないときは行わない。値
段は2キロの袋入りで豊水が950円。
問い合わせは電話044(945)0153。HPはこちら>
交通=JR南武線:稲田堤駅/京王相模原線:京王稲田堤駅(南口)より川崎市バスで城下から西菅団地行き、終点の西菅団地で下車、徒歩5分 。小田急線:読売ランド前駅より小田急バスで菅高校経由城下行き、菅高校下車、徒歩5分。
2006-09-02 in 08)経済・農業, b) 川崎市のニュース, 食 | Permalink
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