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2006年3 月 1日 (水曜日)

川崎市役所第3庁舎にハナモモ:宮前区馬絹の生産者が寄贈

060301momo2_3 ひな祭りを前に2月28日、川崎市宮前区の花卉(かき)生産者らが川崎市庁舎を訪れ同区馬絹の特産品「花桃」を寄贈した。贈られた木約1本分高さ3m以上の濃いピンクのハナモモ「新矢口」は、第3庁舎ロビーに展示されており、来庁者をなごませている。展示は3月6日まで。

写真(上から)= ハナモモ「新矢口」のアップ、川崎市役所第3庁舎に飾られたハナモモ、阿部市長に花を渡す吉田義一さん(右)

060301momo1_3 川崎市経済局農業振興センターによると、馬絹の花栽培は歴史は古く江戸時代中期までさかのぼる。特に「枝折(しお)り」と呼ばれるウメ、モモ、サクラなどの枝物を荷造り技術は関東屈指と言われ、大正時代には「馬絹花き生産組合」(JAセレサ川崎花き部馬絹支部の前身)を創設、大正から戦前は隆盛を極め、最盛期には毎日都心にトラック10台で出荷されるほどの人気を集めたという。ハナモモの出荷は、桃の節句の1週間ほど前までがピーク。つぼみの小さいうちに切り枝を室(むろ)に入れて花の促成を行う。その技術はいまも高く、約15人の生産者は1月下旬から2月までほとんど都心の市場に出荷、高い評価を得ている。1985年度には「かながわ名産100選」に、1999年にはかわさき農産物ブランド「かわさきそだち」に選ばれた。
060301momo3 生産者らは、川崎を代表するこの技術を市民に知ってもらうため、数年前から出荷作業が一段落したこの時期に川崎市に寄贈を行っている。この日花を届けたのは、小泉一郎JAセレサ川崎代表理事組合長のほか吉田義一JAセレサ花き部馬絹支部ら9人。市長に花束を渡した後、吉田さん、小泉秀民さん、田辺裕崇さんの3人が、高さ80cmほどの大きな花瓶にハナモモを生けこんだ。

2006-03-01 in 05)歴史, 08)経済・農業, b) 川崎市のニュース, b4) 川崎市宮前区, b7) 川崎市川崎区 | Permalink

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