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2006年1 月28日 (土曜日)

麻生不動院のだるま市:7万人の人出で賑わう

060128daruma1_1 川崎市麻生区下麻生の麻生不動院で1月28日、だるま市が開かれ昨年より2万3000人多い約7万人(麻生警察署調べ)の人出でにぎわい、境内はだるま屋の客寄せの呼び声とだるまに魂入れする威勢のいい掛け声があがっていた。

ことしは土曜日と暖かく穏やかな好天に恵まれ、境内には朝早くから次々と家族連れの客が訪れ、午前11時過ぎにはだるまやお札を求める人でぎっしり。沿道はラッシュアワーに電車並みの人波に、参道の一部が一方通行になる時間帯もでるほど。だるまの売れ行きもまずまずで、寸法によっては早々と売り切れになるだるまもあった。
060128daruma2 だるま屋によると、売れ筋は高さ15〜20cmの5〜7号、価格は2500円から4000円のもの。それ以上の大きなだるまはほとんどが名入りの予約客という。地元の下麻生の人たちが出店する「王鶴組合」のだるま屋では、訪れた顔なじみの客が楽しげに価格を交渉したり、だるま屋からふるまわれたお神酒でノドをうるおし、近況を話すなごやかな光景も見られた。
普段は閉じられている本堂は、火伏せのお札の販売や護摩法要、念仏講も行われた。本堂脇では、地元下麻生自治会の役員らが「お炊き上げ」する前年のお札やだるまを受け取っていた。
周辺の道にはだるまをはじめ植木や食べ物、陶器など約400店の露店が並び、普段静かな住宅地は、終日にぎやかな売り声が響いていた。またバス通り添いでは、空き地を臨時の有料駐車場にする家やなかには近所の人と一緒にフリーマーケットをする家もあった。
同院のだるま市は、旧暦で関東地方最後に開かれるため「納めのだるま市」と呼ばれて親しまれ、遠方からも多くの客が訪れる。年に一度の恒例行事のために地元では、境内や参道、周辺道路の雪かきをして準備。当日は、下麻生自治会役員らが本堂脇に前年のお札やだるまを受け取る臨時の受付所を設置して参拝客が持ち込むだるまを整理、翌日に境内でお炊き上げを行っている。

2006-01-28 in 02)イベント・催事, 05)歴史, 08)経済・農業, b) 川崎市のニュース, b1) 川崎市麻生区 | Permalink

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