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2006年1 月15日 (日曜日)
狛江市の多摩川でどんど焼き:伝統の小正月行事に1500人喚声
狛江市の多摩川河川敷で1月15日、どんど焼きが行われ、訪れた約1500人(主催者発表)が燃え上がる大きな炎に喚声を上げながら、小正月の伝統行事を楽しんでいた。
このどんど焼きは、狛江市ボーイスカウト・ガールスカウト連絡協議会(服部英広会長)が毎年催しているもの。ことしは小田急線多摩川鉄橋の工事や安全性を考慮して、これまでの水道橋下流から宿河原堰(ぜき)上流の多摩川緑地公園グランドわきに会場を移した。
会場の移動で人出が心配されたが、前日の風雨とはうって変わった春を思わせる穏やかな好天に恵まれ、正月飾りなどを手にした家族連れなどが次々に訪れた。
午前10時過ぎ、「新しい年を迎え、さらにすばらしい活動をしましょう」と服部会長があいさつ、神主によるおはらいの後、高さ数メートルの小屋にボーイスカウトとガールスカウトの団員2人がたいまつで点火した。大きな赤い炎と煙が上がると、約100人のボーイスカウト、ガールスカウトの団員をはじめ、取り囲んだ人たちからどよめきが上がった。会場では甘酒とお汁粉のサービスも行われ、長い列ができていた。
同市内では50年ぐらい前までは各地で小正月に行われ、「セイノカミ」と呼ばれて親しまれたが、都市化につれて姿を消し、現在ではこの多摩川だけになってしまった。訪れた矢野裕市長も「貴重な伝統行事をぜひ守り続けていってください」と団員たちを激励していた。
小屋は、昨年秋に調布市の河川敷で刈り取った2トントラック2台分のカヤと市内で切り出した竹を材料に14日に組み上げた。団員約50人が午前8時から数十本の竹を切り出し、会場に運んで組み立てたが、午後から強い雨と風に見舞われ、「雪や小雨のなかで組んだことはあるけど、こんな悪条件は初めて」という声があがったほど。ずぶぬれになりながら5時ごろまでかかってようやく完成したという。
2006-01-15 in 02)イベント・催事, 05)歴史, 10)社会, a) 狛江市のニュース | Permalink
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