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2005年8 月15日 (月曜日)
宮前区初山で16日に閻魔さま宵参りが復活
川崎市宮前区初山2丁目の「初山十王堂」で、8月16日午後6時30分から江戸時代より続く民間信仰のひとつ「閻魔(えんま)さま宵参(よいまい)り」が催される。
十王堂とは閻魔堂のことで、仏教では死後10人の王により七日ごとに審判を受けるとされており、この王の一人に閻魔大王がいる。十王信仰はいまも形を変えて続いており、「初七日」「七七日」などはそれにあたるとされる。
初
山十王堂は、市民ミュージアムの調査によると江戸の元禄年間に建立され、天保15(1844)年当時の世話人6人を中心に地域の寄進で入仏供養が行われた
版木が残されている。2年前の2003年、天保の供養の世話人の子孫にあたる矢澤茂さんらでつくる初山十王堂世話人、十王堂墓地管理組合が、十王堂
の本尊にあたる閻魔大王菩薩や地蔵菩薩などを修復、8月16日に開眼供養を行った。
宵参りは、きれいになった閻魔像や地蔵像に地域の人に参詣してもらおうと“復活”したもので、十王堂を開けて行われる。参詣者には、世話人らが用意した「御洗米」が配られる。また、当日は十王堂前の初山会館で、初山念仏講(議長、松井文雄さん)が午後7時45分ころから行われる。
世話人のひとり矢澤茂さんは「むかしは、『ウソをつくと閻魔さまに舌を抜かれる』と親やおとなに戒められた。今はウソをついても平気な世の中になりつつあり、いろいろな事件が起きる。昔の人が伝えてきたをことを大切にしたい」と多くの人に参詣を呼びかけている。
問い合わせは電話044(977)0579矢澤さん。
2005-08-15 in 02)イベント・催事, 05)歴史, b4) 川崎市宮前区 | Permalink
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